エコ CO2削減

広告は本当か?自然素材の家ほど断熱性能が必要と考えるが・・・

「超高断熱」という表示って・・・。

その断熱材でそれはないでしょう?

ある建設会社さんの広告で「超高断熱」が標準仕様とありました。
「超」が付く断熱なら、法律で定めた次世代断熱基準の倍くらいの
性能はほしいと思います。その次世代断熱基準は今や当たり前の
断熱性能で、これ以下の性能を国は求めていませんから・・・。

ところが、その広告では、次世代断熱基準をようやくクリヤーする
程度の基準しかありません。

悲しいですね。何も専門用語を知らない素人さんの建て主さんには、
住宅の内容を説明する広告に、
「超高断熱」とあれば、「相当すごい断熱なんだな」と思います。
実際はそうではなく、国の推奨する最低基準の断熱性能です。
その広告にある内容は、言葉遊びのような誇大広告が多く、
びっくりします。

例えば雨水を地下に20度で2000L(リットル)ためておき、
それを室内に取り入れて冷房除湿に利用するとあります。
そんな少しの冷熱で夏の冷房除湿はできません。
技術者なら30秒の計算でわかります。

計算すると
仮に室温28度にしたい場合、その水をどんなに
温度変換効率がよくても25度くらいまでしか利用できないでしょう。
25-20度×2000=10000Kcal =11.2KWの冷熱
通常6畳用のエアコンの定格出力2.2KWであるため
11.2/2.2=5時間分(6畳用エアコン)
雨が降らなければ(水が入れ替わらなければ)、
たった5時間分です。真夏に2000Lの豪雨が何回あるのでしょう。
こんな雨水設備を使わなくとも
エアコンなら5時間でCOP6の消費電力は
366W×5=1.83KW=電気代50円弱でしかありません。仮に
5回雨が相当降って入れ替わったとして年間250円分の節約です。
この節約料金で特別冷房設備10万円を払う意味はありませんね。

つまりこの企業は科学的(技術的)裏付けがない提案で、
自然エネルギー利用という麗句による
意味のない設備をすごい環境を考えた設備と宣伝しています。
雨水は庭の散布や、トイレに使うと
非常に有効です。
雨水をエアコン室外機に直接噴霧し、水の持つ大きな潜熱を使う
エアコンシステムは有効ですが、冷房用の冷水として10万も
設備費を払うのはもったいない事です。
こんな非科学的な設備を薦めるところは、他の部分も全て
胡散臭く感じるのは私だけでしょうか?

詳しくはしくは当HPのコラムに載せました。興味があればご覧ください。いつもの「階段に手すりのない」違法建築のところです。

でも本当にその広告でジャロに何も言われないのかな?
それともどうでもいいことなのかな?県内では相当数建てていると思いますが、とても不思議です。

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超断熱の家  気密測定の結果

CO2対策で力を入れているヨーロッパでは
「住宅「CO2ゼロ」義務付け EU全域でエコ証明書」という記事が日経にありました。詳細はわかりませんが、とにかく世界的に超断熱のエコ住宅の気運の高まりがあります。そんな中、

Sdim7406新潟市で現在施工中の「超断熱」の長期優良住宅で、今朝「中間気密測定」がありました。

結果は隙間相当面積C値=0.17cm2/m2となり
期待通りでした。

今回施工して頂いている「仲村建設」さんでのこの2年間の平均数値(中間値)は0.2cm2/m2以下です。
それも充填断熱工法、外貼り断熱工法関係なく0.1cm2/m2を2度も出している会社です。たいした気密の精度です。

ここで補足すると、所謂高断熱高気密住宅において、北海道は法律で気密性能が2.0cm2/m2以下と定められております。新潟は特にありませんが、高断熱高気密住宅ですと説明する大手ハウスメーカーのカタログでは5cm2/m2以下です。そのハウスメーカーと比べ30倍!!もよい異常なくらい高い数値です。

そこまで必要か?と言えば
「必ず必要です←きっぱり

さて、中間気密測定は、完成時気密測定の1ヶ月前くらいに行う気密性の検査です。この中間段階で測って建築本体の気密性を把握します。ここでの事務所目標はSSプランで0.3cm2/m2、Sプランで0.8cm2/m2としてます。

その後完成時に測ると大体0.1~0.2cm2/m2くらい性能が落ちます。原因は、エアコンのドレイン、そして最近はエアコンのごみ排気管、室内と外部を貫通するダクトや配管と換気扇機器の隙間です。特にエアコンのドレイン管と排気管は塞ぐ事が構造上できないので、頭の痛いところです。
建て主さんの許可があれば、室内排気放出及びドレンはトラップで処理することで、気密性のUPは可能ですが、そこまで必要かどうか?考えるところです。

世界的有名な超エコのドイツのパッシブハウスの完成時の気密性は0.5回/50パスカル時ですから、日本の気密性能に直すと約0.25~0.3cm2/m2位です。これは大変厳しい数値で、事務所内でも直ぐに基準をここまですることは考えにくいです。つまりコンスタントに0.1cm2/m2以下に中間気密性能を維持するという超厳しい基準です。勿論、エアコンのドレインなどはトラップ処理が必要です。
私自身も気密測定士の免許は18年くらい前に所得しており(現在更新せず失効)、その頃50棟以上自分で測定してました。このとき気密性が出ない場合の修繕は並大抵のことではと心得ていますので、お約束となるともう少し実績が必要です。

PS
20年前の当時で200万もする気密測定器(写真上)でしたが、今は50万位ではないでしょうか?そんな機械で測定します。測定者は(財)IBECの気密測定士の免許を持ったものが行う事が普通で、無免許では問題あります。よく第三者であるピコイさんに依頼して行ってます。今回は違いますが、施工した社内での気密測定検査は、やはり測定者の手心が働くので必ず当事務所が立ち会います。気密性能を表すC値(隙間相当面積)は、ちょっとした条件を変えることで優位に算定可能ですから注意が必要です。ここはQ値計算と同じくインチキがないようにしなければいけませんね。

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電気自動車と環境税

電気自動車は環境負荷がガソリンと比較して1/3ということと、燃料代が1/10になるということが最大のメリットです。CO2が走行時全く出ないという言い方は、本当でしょうがあまり好きではありません。なぜなら携帯電話やノートパソコンのバッテリー駆動時はCO2を発生していないと言え、説得力がとても低いですね。バッテリー製品でも使えばCO2が発生していると考えるのが普通です。

さて、今の電気自動車の燃料代はどうして1/10で済むのでしょう?確か前のブログでは機器効率がガソリン車の3倍なので1/3が妥当な計算なはずです。
一般的に電気自動車は深夜電力を使ったときの1キロあたり(1km)=1円と言われます。昼に充電すると1km=3円ですね。
一方ガソリン車の優等生のプリウスでは燃費が20kmなので、1L=120円として1km=6円です。ハイブリッド車との比較では1/6の燃料代です。

ご存じのとおり、ガソリンは約58円/Lもの税金が掛っております。しかし電気には同じ税金が掛っておりません(自動車使用のための税金)。このガソリンに掛る税金がプリウスだとしたら1キロ当たり(58円/20km)=2.9円/kmです。
ところが電気自動車には、この税金が一切掛っていないのです。つまり、他のガソリン車が道路負担や環境負担をしているのに対し、電気自動車は全く払っていない現状があります。
電気自動車にガソリン税を掛けたくとも、どの電気が電気自動車に使われているか不明ですから掛けれません。
これでは不公平だということで、環境税の導入の早期きっかけになったとも言われてます。
つまり電気自動車の燃料代が安いのは、深夜電力だけではなく、ガソリン税がないということがもっともおおきいですね。

さてここからはおまけですが・・・
仮に電気自動車に今のガソリン車と同じ税金をかけると
1円/km+2.9円/km=3円/km←深夜電力で充電の場合
3円/km+2.9円/km=5.9円/km←昼間充電する場合

昼間充電する場合の電気自動車とプリウスの燃料代は同じになります。

おさらいですが、深夜電力とは・・・・
「日中に多く電気を使うと昼のピークが大きくなり、発電所を増やさなければならないので、電気代が原価割れしても深夜に多く電力使ってもらいましょう」
との考えでの大安売り電気の販売システムです。しかし電気自動車が普及したり、オール電化住宅の普及で皆が電気を深夜に多く使うと、この意味が薄れるので最終的には昼間の電気代と変わらないようになるでしょう。
電気自動車は機器効率がガソリン車の3倍もあるのに燃料価格が同じでは割にあいません。環境税という税は炭素税ともいわれ、炭素の量に応じてかかるのではないか?との考えがあります。するとやはり機器効率がとても重要で、今後いかに炭素を効率よく使えるかがカギです。そう考えるとお勧めする超断熱という住宅は、家全体の暖房効率がトップクラスです(なぜか必ずここにおちつきます)。

どのような環境税(料金システム)になるのでしょうか?非常に興味深いですね。
例えば飛行機旅行は、欧州まで往復する1回だけで日本人一人当たりが1年で排出するCO2を放出します。本来なら一番高額の環境税になる事は間違いないのでしょうが、そこは政治、経済優先の判断になるでしょうから、そんなに大きくならないのではないでしょうか?

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CO2削減を推進するのはいいけれど・・・。飛行機編

CO2の削減目標を25%と国連で宣言した日本ですが、さてどこまで目標に近づけるのか?・・・今日は家とは直接関係ないですがエコについて先週少し取り上げましたが、エコ=CO2削減であるので飛行機について少し考えたいとおもいます。

 最近海外旅行が如何にCO2を一挙に排出しているかを知りました。拙者14年間くらい海外へは行っておりません。最後に行ったのが、当時の会社の研修でカナダのケベックです。確かに世界の裏側まで13時間くらいで行ってしまうそのエネルギーは凄いものです。
 仮に今、ハワイのホノルルまで飛行機で往復すると1300kg/人のCO2を排出します。これは日本で家庭から排出される一人当たりのCO2に匹敵します。わずか数時間で一年分のCO2を排出する事実に驚きました。
 レジ袋を少なくする等の日常の中の小さな小さなCO2削減よりも、また暖房エネルギーを減らすべく超断熱住宅で暮らすより、一回海外旅行を取りやめたほうがCO2は一気の削減できるこの事実。

日本は現在海外との輸出入で経済が成り立ってますので、今すぐ海外へ行く回数を減らせといわれてもそれは難しいでしょう。しかし、もしCO2による温暖化がとても深刻なら(小学校ではそのように教えていたらしい)、レジャーで海外旅行をする人は温暖化防止に貢献できる他の行動で飛行機分の貢献をする仕組みを義務化(カーボンパスが良いかは不明)するのがよいと思います。
 まっさらな心で真剣に先生から「地球温暖化」について学んでくるのに、その後何も知らないで夏休みに海外家族旅行したなら
「何だ、大人の言っていることは本当ではないんだ。最もらしいことを言っても努力しなくていいんだ」
と感じることになります。
 25%削減という高い目標なら、特に飛行機利用は一番短時間でCO2が排出される行為ですので、真っ先に手を打つという行動があってもよい気がします。飛行機業界が大変だからできないとなれば、経済最優先の以前の米国と同じスタンスですね。
実は拙者は、何となく温暖化というものに名を借りて、石油枯渇の問題を解決しようということが見えかくれするような気がします。いろいろな企業、政府が何とか日本にエネルギーと稀少金属資源を供給できるように日夜努力していると思います。それには大変感謝したいとおもいます。そして近未来には、持続可能な社会になるように皆が同じ意識で目標にむかい努力することを願います。

超断熱をなぜ今行う(薦める)か?はいつも申し上げているとおり、将来の石油等エネルギー枯渇に対し充分対応できる性能の家を造る事が、長寿命住宅の性能だと考えているからです。

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新潟の家 水の節水 節水機器の取り付けでどう変わる?

Sdim7143_2 緑字2009.10.13加筆

外構としてナチュナルなガーデンを提案中のK邸の工事がようやく始まりました。庭で使う石を何個もサンプルを取り吟味される建て主さん。いつも庭と家は一体ですと申し上げております。ナチュナルガーデンと一体になる家を想像するとワクワクします。

さて、
よくご紹介している「黄色表紙の査定された建築学会の論文集」は、信憑性や公平性が高い論文集です。建築学会の学術講演で発表される論文は年1万を超えております。その中で、査読と呼ばれ精査された論文だけが載ることのできるものが写真のような黄色表紙の論文です。
論文を学術講演で発表するなら誰でも申し込めばできますが、この文集に載って初めて論文としてのお墨付きが与えられる(年間500論文・5%くらいでしょうか?)といっても良いでしょう。
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さて、今日の話題は「水の節水 節水機器の取り付けでどう変わる?」です
昔は「空気と水はタダ」といわれるくらい水は日本では豊富な資源でした。特に田舎では家の横を流れる小川で洗濯、野菜洗いをしていましたし、トイレはぼっとんトイレがほとんどだったので、飲料水のみ上水を使っていたため(風呂?)そのようなことになったのかもしれません。が、高度成長期以降首都圏の水不足から節水が始まり、最近では環境問題の旗手として取り上げられることもある水は、誰もが限りある資源と感じるようになってます。空気の浪費は今でも勿体無いといはいわれてませんが、水の浪費はほとんどの人が勿体無いと感じるはずです。

今話題?の独立行政法人の中で昔からある有名な建築系法人である建築研究所の発表した論文に「戸建住宅における節水機器の使用効果に関する研究」があります。
この研究では標準的な住宅において、節水機器を取り付け前後にどのくらい使用水量がかわるかという調査を2006年から10ヶ月間行っております。

その結果は・・・
劇的に水量が減る機器と、あまり変わりない機器の2つに分かれました。その結果が表8です。まず設置した機器ですが

台所・・・食洗機(標準使用水量10Lの卓上型)

洗面・・・特に設置機器なし

トイレ・・・節水型トイレ(従来約10Lに対し節水型6L)但し設置件数50%

洗濯機・・・斜めドラム型洗濯機(従来約110L以上に対し斜めドラム型は69L)

浴室・・・節水型シャワー(メーカー試算で従来品に対し15%の節水)

です。
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大きく節水が達成されたのは洗濯機です。その効果は従来の39%(6割削減)までに下がりました。これ以外の機器ではさほど大きな効果はありません。特に期待した節水型トイレでは96%しかなりませんでした。但しトイレは半数しか節水型に変えてません。よって加重平均らしいですので92%とはいえませんがそう多く違わないでしょう(但し用途別詳細な解析ですと78%となり、節水効果は確認できる)。また食洗機の効果も思ったほどではありませんでした。この筆者考察では、もともと節水意識は皆さん高いので、普段から気をつけており、くわえて食洗機を使っても汚れた食器を入れる際に予備洗浄を蛇口で行ってしまう傾向があるので・・・としています。洗濯機器以外小さな節水でですが、小さな節水を足すことで大きな節水につながるので、やはり効果はあります。この論文から
もし節水を・・・とお考えの方で洗濯機器もそろそろ20年だから・・・というご家庭では「ドラム式洗濯機」をお勧めします。また、洗濯機の変え買え予定が無い方は、風呂の回数を減らしシャワーにするのが効果的です(汗)。これはグラフを見ると浴室で使う水量が4割も占めており、その大きな要因が浴槽へのお湯はりです。

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新潟の家 CO2を25%削減に対し設計者でできること!!② コンパクトな家

CO2を25%削減に対し設計者でできること!! 断熱区画に続いて第2は「コンパクト」な家です。

これからの家は50年以上の寿命をが当たり前に考えなければなりません。そのような長期を考える場合は、住み替えや世代交代した時になっても「価値のある家」となっていなければなりません。
 先日の南雄三さんのお話の中にありましたが、「建てて流通にのりにくい家の構造として「二世帯住宅」がある。」ということでした。確かに2世帯住宅は、部屋数が多く特殊な形態であることはまちがいないですね。家業が農家のように、その土地にいなければならない特殊な事情のある方は、逆に2世帯住宅のような大きさの家が良いです。しかし農家以外の家族にはやはり特殊な大きさの家となります。特殊な家は価値が少なく、壊されやすい傾向があり流通にのりにくくなります。
 では価値のある家はどのような家にすればよいのでしょうか?いろいろなケースがあり一概に「これ」と言えませんが、オーブルデザインではその中でもコンパクトな家が価値が今後長続きすると考えてます。
コンパクトと言っても建物の居室部分がコンパクトなだけであり、敷地や居室以外は広いほうが良いですね。目安は敷地できれば100坪(妥協しても75坪)以上、居室以外の納屋兼車庫が9坪以上(どんなにつ少なくても6坪)はほしいです。居室部分つまり家は4人家族くらいなら30坪以下で充分です(大きくても38坪)。もちろん住居部分以外に床下収納のような大きな物置は必要です。
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なぜ30坪以下がお勧めなのか?無論長い人生スパンを考えた場合、家が大きいとそれだけメンテナンスや維持にに大きな費用がかかります。このメンテナンス、維持の中には、毎日行うお掃除も含まれます。お掃除ひとつとっても居住が小さいほうが楽ですよね。
さて、敷地100坪の大きさは市街地(特に新潟市)ではまず無理という価格になると思います。だから価格の安い郊外を選ぶことになります。子供の学区で多少問題のある時期もありますが、郊外の広い敷地の家はそれを考えなければとても贅沢な環境を得ることが可能です。そして高齢時に都市部に引っ越すことになりますが、この時郊外の家を手放すこともあるでしょう。この時には敷地が大きい分売れる可能性が飛躍的に高まります。
なぜ高齢になったとき都市部へ引っ越すのか?それは高齢時には車などの手段は使えませんし、各支援を受けやすいところである市街地こそがふさわしいのではないかと考えます。歩いていけるところに全て揃っている市街地は、高齢者こそふさわしい環境です。そのときは大きな敷地では負担も大きいですよね。豊かな共同庭があるテラスハウス(個別庭付き低層共同住宅)などが良いのではないかと思います。

話が飛躍しましたが、一戸建てを作るならコンパクトな家はお勧めです。何しろ暖房費をはじめとする光熱費が少なくなることは間違いありません。つまり住むだけでCO2削減に貢献できます。また、敷地にたくさんの緑でもあればその効果はより高くなります。
図は実際のプランです。敷地がこのくらいあれば理想的です。居住部分は30坪、車庫11坪。1階は一部屋で2階は2部屋(仕切りで3部屋可)とシンプルです。但し床下に収納、2階に納戸があり確実にしまえる空間を備えます。家の3倍以上もある庭や菜園、素晴らしい環境ですね。小さい部屋がたくさんあるより一軒丸ごとで考える空間のほうがいいですね。そのために断熱性能は非常に高く無ければ意味がありません。これは昨日お話しましたように、大手ハウスメーカーの基準である次世代断熱基準程度では、かえって暖房費が嵩み(CO2発生が増える)ます。家の広さより家の性能アップ、そして郊外の安い単価の広い敷地確保という選択肢もありますね。。
先日「トトロの家」のモデルとなった家(東京杉並区1929年築)が残念ながら消失しました。この家は床面積が21坪しかないのにここまで80年以上実存できたのはその建物に敷地との調和があったのではないか(愛される家には広い庭がある)と想像します。つまり価値がある家(敷地と家の一体化)ということです。ちなみに敷地は260坪ですからここまで大きくとはいきませんが・・・。あっ・・・無論家の素材は本物の無垢材ですね。

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新潟の家 パッシブハウスとLED電球

パッシブハウスとは昨日お伝えした一次エネルギー換算で120Kwh/m2・年以下になる住宅です。これにはその家の家電で消費されるエネルギーを含めたトータル的なエネルギー使用量です。更に気密性能が50パスカル時に0.6回の換気漏れ量以下という難しい条件があります。50パスカル時に0.6回という性能は、隙間相当面積にすると約0.3cm2/m2以下ではないでしょうか?この数値は非常に高く、省エネ法の高気密住宅(北海道)の1/7の隙間面積です。緑の家でも5件に1件程度です。この数値要求される場合は、今使っているエアコンのドレン管はもちろんエアコンの自動掃除用排気管にもトラップなどの措置が必要です。ですのでこの数値に気密性能引き上げるには、もう少し実績を積まなければなりません。またもっと難題なのは、窓、玄関ドアのU値を0.8w/㎡・k程度にする事です。玄関戸は問題ありませんが、窓のU値は異常に高い性能です。普通のトリプルガラスの木製サッシでも1.2w/㎡・k。ダブルのペアガラスサッシか真空ガラスが必要となるのではないでしょうか?これを採用すると価格がどのくらいになるか想像もつきません。将来のコストダウンを待って今はSSプランの取替え可能な窓構造が現実的です(しかし北海道では既に行っている凄い設計事務所があります。オープンシステムとはいえ、素晴らしい監理と計画です。)。

さて、話をエネルギーのほうに戻しますが、新潟における現在の家での、エネルギー消費量は
暖房エネルギー 1/3
給湯エナルギー 1/3
その他エネルギー 1/3
という調査結果があります。「その他のエネルギー」の中には、通信・家電のエネルギーと照明のエネルギーがあり、最近は通信・家電のエネルギーが大きくなっておりますが、以前は照明エネルギーが半分近くその他のエネルギーを占めていたと言われます。その照明に使用されるエネルギーの大幅削減が期待される器具販売が本格化してきてます。
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写真は三菱電機オスラムから販売される電球

それがLED電球です。古くからあるLEDですが、その光束の少なさから懐中電灯位しか使われておりませんでした。それが2007年に日本政府が白熱電球の国内生産中止、さらに2008年に、白熱電球の製造・販売を2012年までに停止する方針を打ち出したたため、開発が加速し、とうとう普及品の販売となりました。
LED電球を使うと従来の白熱電球の1/7から1/10くらいの消費電力と40倍の寿命となります。
更に最近普通に使われる電球型蛍光灯に比べ1/2~1/3くらいの消費電力で、寿命も7倍~10倍となります。加えて電球型蛍光灯の欠点だった、点灯回数も飛躍的に増え、トイレや廊下など頻繁にON、OFFする箇所でもまったく問題なくなりました。
良いことだらけと思われますが、欠点として
価格が高い事があげられます。これは不思議な価格設定で原価に利益を載せる方法ではなく、今までの電球の市場価格が1個100円で1000時間の寿命。LED電球は40倍の寿命だから100円×40=\4000円という商社的な価格設定方法です。ですので原価+利益の方法であればもっと価格が下がりそうです。今すぐ購入は控えてもう大手以外のメーカーの電球が出揃うまで待ったほうが良いかも知れません。
いづれにしても、まだLED電球はE26という口金が主流でE17、E11など小さな口金商品が少ないこともあり、使用場所が限定されます(「緑の家」ではできる限りE26を使ってますが、陰影を大事にする食卓付近はE17やE11ハロゲンになります)。
もし興味ある方は購入してコメントを頂けるとあいがたいです。

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超高断熱の家 環境住宅「緑の家」は必要か?

赤字2009.09.16加筆

あるサイトのブログを見ていたら、食糧危機がおきた時のマニュアルがあることを知った。その名前は「不測時の食料安全保障マニュアル」となっている。この中で想定されているレベル2には、「一人一日当たり供給量が2000Kcalを下回ると予想される場合を目安」とあり、例として国内農産物だけで2020Kcal分の食料を考えると、P8

上の表のとおりである(農水省HPから抜粋)。この食事内容だけで2000Kcalを超えるとは、いかにいつも過カロリー生活をしているのかがわかるし、国内物だけだとこんなものか?とショックを受ける内容だ。しかしこれは現実に起こりうるということと考えたほうがよい。現在の世界の人口は、68億くらい。ところが2025年には79億になると予想されている。現在でも飢えで苦しむ人々はたくさんいる。これがさらに増え、世界的に穀物が不作になると、日本に輸出してくれる国は少なくなるであろう(今は円にものをいわせて買ってこれるが、・・・)。農業のことは私は専門外なので何か自分なりできることはないかと考えると、国産材を積極的に買うことしか思いつかない。

また、石油が不足するとまず最初に農作物に使われる石油の確保がおこなわれる法律があるのをご存知だろうか?この法律は石油需給適正化法と呼ばれている。よって石油が入りにくくなると暖房(北海道を除く)や家庭のマイカーなどは制限される可能性がある。この場合、新潟県の住宅は寒さを我慢する生活になるのだろう。その時に超高断熱の家であれば、家内部での発熱(人、調理など)で少しは温度が上がるはず。太陽が出れば充分暖かい室温も考えられる。しかし今の次世代基準の断熱ではそこまで室温が上がることはなく、この1/3以下と考えられつらい生活となる。今からその時のための準備をしておこう。拙宅は20年前は新潟県で充分と思われるQ値1.9W以下であるが、今実感するのはもっと高性能(Q値が高い)が必要だということ。だからお勧めしているのが緑の家SS仕様である。確かに金額は3から4万/坪(40坪程度の断熱性のみSSプラン。その他の仕様はSプラン)やは上がってしまうが、当時の高気密高断熱住宅がそうであったように価値はある。

ちなみに海がまん前というせいか、拙宅の樹脂サッシのガラスを止めている押し縁ビートから、暴風雨のときは、注射器で出すように水がにじみ出る。そろそろパッキンの取替え時になるのか?まだ築18年である。

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「緑の家」が目指すものは?その3

その1とその2で「エコ」を批判するような内容をUPし、眉をしかめられた方も多いと思う。しかし、調べるほどやはり大きなメーカーが力説する地球温暖化防止(エコロジー)は、本来の内容から外れる気がする。我々庶民が行うべきは地球温暖化防止ではなく、地球温暖化が進んだときの対策であり、エネルギー枯渇(高騰)の対策である。無論、温暖化がゆっくりになる行為もできる範囲で行いながら・・・。

政府(行政)主催のごみ削減会議や環境対策会議がTVで映し出される。そこでいつも違和感を感じるのは、机の上にずらっと並んだペットボトル飲料。そもそも環境対策で重要なのは、ごみを造らないことである。昔みたいに湯のみにお茶ということにならなければおかしい。いくらリサイクルの優等生のペットボトルであってもまずは、使う量を減らすことが第一。間違った男女平等思想でお茶くみ排除よりも、得意な方面を生かすことが本質。お茶は入れることが得意な人が行えばOKで、もしそれが女性ならその人が行うことが自然である。お茶くみ=雑用という発想はおかしい。お茶入れ=もてなしであり、当事務所でもとても大事にしている行為で、私自ら率先してお出ししている。よく私は訪問させて頂いた先のお茶がおいしいと感動する。味はそのもてなし度に比例し、おいしいものを差し上げたいという気持ちがなければ決しておいしいお茶にならない。せめて行政が率先してそんな昔ながらの日本人気質を思い起こす行為を行って頂きたいと願う。

「緑の家」の高い性能は、経済性重視の「備え」型住宅で、必ず建て主さんのメリットになる性能を備えていると今までどおり宣伝し、「地球温暖化防止」や「エコ」、「地球に優しい」という体裁のよい言葉は使わないようにしよう。(最近リメイクしたカタログにはエコロジーという言葉がひとつだけ載っているが・・・。)

ここから余談

最近バイオエタノールという言葉を多く聴く。今日もニュースで全農協が新潟県でバイオエタノールのプラントを始動開始!と流れた。年1,000KL生産するという。もしリッター100円がプラントの販売価格だと年1億円の売り上げ。プラント工場には十数億円投資されたと言うが、採算が取れるのだろうか?リッターあたり100円くらいだと運送費、税金、販売店利益で末端価格は200円/Lだろうか?ガソリンより高ければ売れないと思う・・・。もしかして世界的にガソリンの価格が上がっているはそのせいか・・・はて?。

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左の図は日本のエネルギー自給率。「恐怖」を感じる。

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「緑の家」が目指すものは?その2 10/7日22時加筆修正

前頁では「希望」をお伝えした。今回は備え。

何が備えか?

誰もが化石燃料が永遠に続くとは思わない。明日にはすぐなくならないだろうが、20年後はどうかわからない。地球の1/3くらいの人口を占めるインドと中国の急激な先進国化。つまりエネルギーを大量消費する国が突然増えるのである。日本はもともと島国。限られた資源で生活しなければいけない社会であるし、それを実践してきた。しかしこの1世紀だけは例外で、足りない資源を船によって海外から調達できた。それが今後だんだん終わりになるだろうと思われる。

日本は少子化でこのまま行くと確実に人口が減る。政府や多くの識者人は危機的状況であるといっているが、私はそうは思わない。危機的なのは人口が増加すると仮定してきた社会保障と税金である。これらの方向を転換すればよいだけ。もともと日本が自給自足、地産地消で循環していた江戸時代300年間の人口は約3000万人という。日本の資源ではこれが持続可能な社会の上限人口だと歴史が教えてくれる。だからこれに向かってゆっくりと舵を切ったのだ。そう自然と皆が感じ取ったかもしれない。また1世紀かけて3000万人に減ってゆけばよいのではないかと思う。その過程でエネルギーが足りなくなり高騰する問題が出てくるであろう。だからそれに「備えた」家造りが「緑の家」の性能である。特に断熱気密性を高めたSSクラスでは、ほんの少しのエネルギーで家全体をあっためられる。少なくても冬の寒さ(恐怖)から逃れられる。人間を楽しくないほうに動かす(悪)エネルギーは、「恐怖」から生まれる。生命の恐怖である。その中には「飢え」「寒さ」が筆頭でそれ以上はない。なぜ働くのか?それは飢えや寒さから身を守るため。この2つが満足されれば、取り合えず生きていくうえでの「恐怖」がなくなる。あとは寿命(老い)の「恐怖」だけであるが、これは信仰?によって解決されるであろう。

地球温暖化は防止はできないと内心感じている人がほとんどだと思う。原因が二酸化炭素とわかっているなら、二酸化炭素を出さなくすればよいということだが、明日から車やめられますか?電気を使うのをやめられますか?水道をやめて地下水しますか?暖房をしないで冬すごせますか?できませんよね。仮に志高く一人で実行しても二酸化炭素はほかの誰かがたくさん排出しますよね。便利なものすべては二酸化炭素を多く出す。人間は怠け者だから便利を好む。だから二酸化炭素を出さない社会は実現不可能(半世紀では)となる。しかし時の流れ(地球)はよくしたもので、必ず余計なもの淘汰してくれる。このとき淘汰されないように備えてきた生物が今残っている生き物なのである。地球をコントロールするのではなく、地球や生物の出す条件に沿うように変化するのが生き残る生物である。

新築時に太陽光発電パネルの設置希望が購入したいエコ設備のトップだそうである。私なりに理由を考えるとこの設備でお金を儲けよう(光熱費ゼロ)と思って付けているというより、仮に将来電気が供給不足になったら、自分の家は自家発電ができるという危機管理意識があるのではないだろうか?そうでなければ25年以上掛かっても設置費用の元が取れるかどうかの太陽光発電を、積極的に付けようとは思いにくい。純粋に地球温暖化防止のためだけにつけている人は少ないと感じる。

さて、先回の「希望」と今回の「備え=現実社会」の2つが相反することで成り立っている。ひとつは気遣う心が将来の持続可能な循環社会の希望育むこと。もうひとつが人間の欲には歯止めが利かないので来るべき時代に「備える」こと。この両輪があるから未来が語れる。常に相反するもの(光と影)が必ずつりあって存在しているのが、この太陽に光エネルギーをもらっている地球上の生き物だから。

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