もう少し紹介を 建築学会論文より
先ずはこちら・・・。鹿児島大学の研究室の報告。
第一報
結論は・・・
クールピット内における真菌カビについて調査した結果、クールピット内の建材は真菌により汚染され、その胞子が空気の汚染源になる可能性があるとまとめております。
次にこちらは学校施設での調査で研究者は鹿島建設技術研究所(民間)です。
発表者が民間なので全文紹介は控える。
まとめでは・・・クールチューブ内と浮遊カビ菌は建築学会規準値を満たしており室内空気への影響は非常に少ない・・・とあり最初の論文と真逆のまとめ・・・。
なぜ似たような設備なのに片や空気汚染の可能性が高い、片や空気線の影響は非常に少ないとなるのか?
少し読み込んで見たいとおもいます。
あたり前ですが論文はある一定条件での結果であるため、条件が少し変わっただけで全く違う結果が示されることがある・・・、そのため時間軸を踏まえ十分な検証が必要だと言うことです。
私としては・・・
まだ結論がはっきりしない技術でも、だれもが想定できるダンプネス(高湿環境)問題は必ず本州以南では折り込む必要があると思います。特に公共建築などは税金でかつ長い間使われ、特に学校は通う義務がありますから安全・衛生的な事は、造る前に慎重に考えることが重要です。
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