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2016年8月 6日 (土)

やっぱり床下が危険な住宅業界・・・。

基礎断熱工法とは床下内が室内側になる断熱工法で、25年以上前に北海道で採用され、近年は本州で気密断熱工法に力を入れている中小工務店でも多く採用されています。
さらに下の表でもわかるとおり大手メーカーでも標準採用が多くなってきております。                               

 

ダイワハウス(木造)

 
 

基礎断熱

 
 

積水ハウス

 
 

床断熱

 
 

セキスイハイム

 
 

基礎断熱

 
 

パナホーム

 
 

基礎断熱

 
 

ミサワホーム

 
 

床断熱

 
 

住友林業

 
 

床断熱

 
 

ヘーベルハウス

 
 

床断熱

 
 

三井ホーム

 
 

床断熱

 

大手ハウスメーカーは断熱気密では次世代基準をクリアーした温熱性能です。今回実測しているM邸はそれとほぼ同じ性能のです。先回もご紹介したその夏の実測結果を見ると・・・

9876211基礎断熱の床下内は空調していないとRH(相対湿度)が90%以上が長くある。

新潟県(平地)での床下のRH(相対湿度)は常に90%以上・・・

これは何を意味するのか・・・。

そうですね。防かび剤の効果がなくなったときに、容易にカビ胞子が発芽し急成長する環境です。そういえばパナホームさんが基礎断熱を行ってから10年以上経過しておりますが、そろそろその床下内の結果が出るころです。

カビ発生・増殖の原因は時間と共に変化し、現時点で大丈夫だから将来も大丈夫と言えない代表的な住いに対する生物劣化です。これは最近の浅間の最も感心関心の高い事項で、日頃の正しい住まい方とメンテナンスが出来る家造りが重要だと考えております。

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