なぜ新潟県では夏期通風をしないのか 実測編3
このM邸の高いRH(相対湿度)は基礎断熱を採用した高気密高断熱の家ならどこでも似たような数値です。
基礎断熱工法も通風では床下はカビの生育箱となり、ゴミ、ほこり、有機物が溜まってきたときに一気に爆発するような増殖をします。
ではなぜ床下が高いRHになるのか?
簡単です。
露点温度も「緑の家」の空調環境では当たり前であるが相当・・・低い(湿気が少ない)。
M邸が通風し、床下を含め空調していないことと、床下の温度が低いためです。
元々外気より高い湿気量があるリビングに幾ら通風しても外気以下に湿度が下がることがありません。M邸のリビングの露点温度(空気中の湿気量)は「緑の家」の2倍にもなっております。リビングの湿度が高い限り、床下の湿気量が下がることがありません。
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