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2016年7月22日 (金)

なぜ新潟県では夏期通風をしないのか 実測編1

Dscf2600今日気づいた事務所の乾燥中ミカンに生えたカビ。

超高断熱で超高気密である「緑の家」の標準仕様で昨年から網戸がなくなりました(オプション扱い)。つまり夏季の終日通風と完全決別したわけです(春や秋は通風大好き)。その理由に実測から迫ります。

まず最初に

「梅雨時は窓を開けて換気や通風が必要だよ」

と昔からなぜ言われるかをおさらいします。

 

梅雨・・・じめじめして、いやですね。

じめじめするのは、空気中の湿気が多いのに気温が高くないので相対湿度(RH)が上がるためです。

空気中の湿気を少なくすればじめじめ感が少なくなり、湿気が多ければじめじめ感が増すことがわかっています。

では、今時の天気と室内環境の実測を見てみましょう。

下のグラフは一般的な分譲地内に建つ一戸建て住宅で、住まい方もこの時期としては一般的に窓を開放して外気を積極的に取り入れているご家庭での屋内外の相対湿度RHから割り出した露点温度です。
露点温度とはある空気が結露する温度でその温度より低いと霧状態の空気になると思ってください。つまり露点温度が高いと空中の湿気が多く、露点温度が低いと空気中に含まれる湿気が少ないことになります。

この実測した家のポイントは窓を積極的に開けている生活=通風生活です。

8765クリックして拡大表示推奨。横軸の緑色部分が日中、グレー色が夜間。

測定箇所は下3点。測定期間は2016年7月7日から20日までの2週間。M邸は次世代断熱基準程度の性能で、基礎内断熱工法。

・外気の露点温度

・リビングの露点温度

・基礎断熱工法の床下内の露点温度

です。

図中ベージュに塗られ面積は、リビングの湿気が外気より多い時とその量です。水色に塗られた所は外気の湿気がリビングの湿気より多くなる時とその量です。

一目瞭然で、ベージュの面積が水色を圧倒しております。つまり梅雨時の多く時間でリビングの空気には外より多くの湿気があります。これは昼夜の区別はされません。

だから・・・

梅雨時でも終日窓を開けて換気や通風によって室内の湿気を薄めようとするのです。

因みに・・・

床下内はリビングより多くの時間で空気中の湿気が少ないことがわかります。リビングになぜ湿気が多いかは・・・、人が暮らしているからです。人からの水蒸気、料理、洗濯物、炊事、観葉植物、入浴etc など人の生活行為は湿気を放散させます。4人家族では一日12L以上も湿気出すことが知られております。

ここまでは同意して頂けると思います。

その2に続く


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