梅雨に入りましたね。
築120年経た東桂苑の正門から玄関までのアプローチは丸石敷き。
古い立派な建物の床には割石で平らにした平石を使うことが多いのですが、この東桂苑はあえて丸石敷き込みで主要な玄関アプローチを作っております。 関川村指定尾文化財「東桂苑」の正門の床は丸石(加工あり)。
説明の立て札には「当時、吟味した良材と技術を駆使して作った建物」とあり、確かに建物内部では当時最新の技術であるトラス構造の小屋組を見ることができます。故に、当時最新のコンクリートをふんだんに使う丸石敷きを選んだのかも・・・?平石なら殆どコンクリートは必要ありませんから。
既に15年経過してノーメンテの階段(自宅)。海岸部なので塩の影響か自然素材は全て無彩色・・・だから緑が映える。
日本には日本の気候がありそれにふさわしい庭造りをするとメンテナンスがとても楽になります。日本の中でもこの寺泊という海岸沿いは、石や木は10年以上経過すると殆ど無彩色になり、平野部より苔の生え方が少ない庭になります。
10年経過。苔が丸石までついている。但し少ない目。無論樹木以外ノーメンテ。
こちらは少し平野部の旧巻町の10年後・・・。丸石には軽く苔がつきアイビーと共に時を感じさせてくれる大切なもの。
13年経過後。北側にある玄関アポローチ。苔と丸石と緑のコントラスト。
一方こちらは平野部としてもっと内地である旧新津市の築13年経過の玄関アプローチ。全く手入れしていないのに苔が生え、日本の公園でよく見かける外階段。
下は普通にある住宅のタイル貼り階段(築16年)。
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