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2016年5月13日 (金)

新潟で・・・ZEH(ぜっち)は慎重に。

Dscf4453業界紙は省エネやZEHのことが多い。

ZEH(ぜっち)をオーブルデザインさんは薦めますか?
との質問があったので・・・お答えします。

ZEH・・・「ぜっち」と読みます。
ZEHとはゼロ・エネルギー・ハウスの略で、国が2020年までに断熱基準の義務をしたいこと、および再生可能エネルギーを推進したいので、先導的施策として補助金125万/一棟がもらえる制度もあります。

さてこのZEHを薦めるかと聞かれると答えは・・・

「積極的には薦めない」

過去(7年前)申しあげたことと同じです。

元々ZEHは太陽光発電パネルを5~6KW以上設置しないと今の補助金は受ける事ができません(新潟県の日射)。その太陽光パネルを設置するのには少しリスクが有ります。

Dsc04361屋根は瓦棒葺き工法等の時、防水シートに穴を開けることなくパネルを設置出来る。

① 金属屋根で且つ瓦棒葺きの場合は後付設置しても、屋根の防水の要である防水シートに穴を新たにあける必要がないのですが、新築の場合ははさみ込み設置の金属屋根以外、新たに防水シートに大きな穴(直径6mm程度のスクリュー釘)を空ける事になります。

防水シートは小さな釘穴でも30年すればそこから確実に雨が侵入し易くなりますが、その穴より面積比で4倍もあるスクリューでは更に侵入を容易にすので、30年後には確実に屋根の葺き替えが必要になるでしょう。

② 3~5年前まではZEHの太陽光発電の買い取りも無制限でかつ高い金額(42円~38円/kw)でしたが、今は住宅用余剰買い取りなら31~33円/kwで安くなってしまいました。よってこの買い取り金額で防水シートを破るリスク・・・がわりにあうかどうか・・・。
難しい判断です。

②は補助金125万/件があればリスク回避になりますが、実質工務店さんにつき1件しか割りあてがないこともあり、もし割り当てが外になったら難しい判断にかわりありません。125万の補助金を受けても多くの工務店さんは、補助金を申請許可を受ける事務手数料(経費として40万程度かかる)は請負金額に折り込み済みなので、実質建て主さんが補助金の恩恵を受けるのは80万程度になります。それも一年に1件しか造らない工務店さんなら良いのですが、そうで無ければ、その1件を巡り建て主さん同士のバトルになるかもしれません(実際は工務店さんの都合できめるはず)。
実はオーブルデザインもZEHで補助金を受けた事が複数ありますが、この時の前半は太陽光パネルがなくてもOKのありましたし、後半は太陽光パネル必須でした。その太陽光パネルを載せた家でもその審査や書類提出にうんざりして、ある程度事務手数料を頂かないと報酬として釣り合わない事がわかり、それ以後積極的には申請をしておりません(無論工務店さんの代理申請です)。

その2つの事情があり積極的には太陽光発電パネルを新築時に設置推奨はしておりませんそれよりも新築後工事が実質不可能な超高断熱工事をした方がよいと以前から申しあげております。この事を承知されて太陽光発電パネルを設置する事は良いとおもいますが、リスクを説明なしに設置推奨することは道義的にどうかな?と思います。特に新潟県のような3ヶ月は雪が屋根にある地域・・・①のリスクは高いです。

以前ご紹介したバルコニーからの雨漏れした家でも、梅雨時の豪雨では雨漏りしないのに、雪が降って積もると雨漏りする・・・この原因は僅かなヒビでした。つまり防水シートも僅かな穴、隙間では雨漏りはしませんが、雪が積もって常時水の中状態ですと雨漏れする事があります。雨漏れは高い確率で家の寿命を縮めますから一番避けなければならないことです。

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