寺尾西の家 完成2
厚さ40mmのタモの柾目(樹齢では
100年以上の材)で材料から気を使う事で無駄を全部そぎ落とす。
タモという堅い木、
その木でシンプルに造るには・・・
それ相応に目に見えない補強が必要です。補強材それ自身がデザインとなる場合も素敵ですが、今回は家のバランスと住まい方で最もシンプルなデザインとしました。
美しさにはそれなりの努力(裏付け)が必要になります。見えない補強材で足もスッキリと納めます(基本的にこの方が分解可能)。
スタッフKから指摘され写真入れ替え。遠近感補正しない方が実際の形になる。
時折堅木テーブルではシンプルではないデザインもおこないます。下はR2000+の時に作成した机の足回りのデザインです。
幾何学模様の特性を生かしたカットデザイン。2つで一つのテーブルを構成。
寺尾西の外観写真が少ないと思われている方も多いでしょう。実はまだ外側は完成ではなくこれから車庫工事が始まります。今回は敷地の制約があり且つそれでも既製品の車庫は建て主さんの好みではないことから、木造のラーメン構造解析で計画する車庫にしました。柱が240mmもある迫力の意匠です。それらが完成したらしっかりと外観をご紹介したいと思っております。
さて・・・
例の銅製ポスト蓋は綺麗に納まりましたがここで問題が・・・
まだピカピカの色合いであるが海沿いということもあり数年で風合いが出るはず。
蓋の取っ手が主張しすぎ(良い意味です)て、図面で指示した下の取り出し口蓋の取っ手を急遽取りやめ・・・。結局上の蓋と同じ取っ手を作ってもらいました。
これできっとバランスが良くなるはずです。
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