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2016年4月28日 (木)

やっぱり床下は・・・10年メンテナンスで多く目にする

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10年メンテナンスに伺う事が多くなってきました。床下へは必ず入り中を点検します。この時に見るのは・・・虫の死骸と埃です。

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この間も点検してきた家でみた虫の死骸です。何回か掃除はしていらっしゃいますが、やっぱり人の住みやすいところは虫も住みやすい・・・当たり前の事です。

埃は床面に溜まったものは掃除されておりますが、配管の上などは掃除が行き届きませんから触ると手が真っ白になります。

ですので床下エアコンで床下暖房をする方は・・・
間違いなくお掃除・メンテナンスを考えたほうが良いでしょう。

次に・・・築後30年でリフォームしている家を見せて頂いた時の写真です。
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天井を剥がして新たに気密層と断熱層を設けようとしております。ここでも直ぐに目に飛び込んでくるのは・・・埃です。無論埃が溜まればカビが生え易くなります。

Dscf3764鴨居の上には埃がたまり、カビも生えやすくなる。実際黒くなっているがわかる。

Dscf3755 埃に添ってカビの線が入っている(上部から1cmくらい)。

こういった事実に目を背けてしまうとホントのことがわからなくなります。この家は通風のみで過ごしてきた和風の民家ですが、だからこそカビが普段掃除できない隙間、床下では埃を苗床として生え・・・カビ臭を発生させております。

間違ってほしくないことは・・・

良くネット上でもあるとおり

自分の家が大丈夫だから人も家も大丈夫!

といった実務者ではあり得ない事を主張する事です。条件が少しでも変われば結果は違います。条件が違う事象をある程度(数十件)は検証して初めて少しの事実が見えます。そうで無ければ、それはまだ大変狭い極一部の事象だと謙虚に捉えるべきだと感じます。


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