「て・こあ」でのある一日 七拾四 燻製
一時2m先の顔が見えないくらい土間キッチンは燻され状態。チップは10年物市販品のブレンド。
とにかくチーズが最高にうまい。濃いめの赤ワインが飲みたくなる・・・。明太子もいいね、玉子は半熟と外皮が命・・・。
みんな大好きな 燻製・・・
これを冬に作る事が可能なのが「て・こあ」なんです。
こんな冬に外で燻製の当番なんて辛すぎますし温度管理も大変です。
しかし「て・こあ」なら薪ストーブのあるキッチン土間で出来てしまいます。
これは「て・こあ」がもともと真っ黒に燻されて(煮炊きや囲炉裏)来た家だからでしょう。
燻すと同時に薪ストーブの熱で冬眠していたカメムシが上から落ちてきますが(泣)、これも防虫と思えば良いことです。因みにいると知らずにカメムシを掴んでしまい指が・・・死にました。
さて、たっぷり燻製を食べたら最後はハタハタの塩焼きでしめます。
先ずはハタハタをさばいて、酒と塩をふり薪ストーブの上方で軽く干します。
皮がしっかり乾いた所で、薪ストーブから取り出した炭でじっくり網焼きします。
軽く干すと皮がくっつきにくいし、身が締まる・・・。ハタハタももうおわり・・・さみしい。
「て・こあ」の夜の紙障子が素敵。何か日本家屋の原点を感じる。
拒むむこと無く遮るこの感じ。超高断熱が基本だけれどこれも捨てがたい・・・もう春だから・・・。
「緑の家」は超高断熱住宅が基本で家の中は大変暖かく過ごすことが出来ます。一方「て・こあ」のような家は集う「人」が暖かいオーラを外へ発しているようです。2つとも大好きな家です。
| 固定リンク
「築100年の「て・こあ」」カテゴリの記事
- 「て・こあ」でのある一日 八拾七 再び(2016.08.31)
- 「て・こあ」でのある一日 八拾五 建具(2016.07.21)
- 「て・こあ」でのある一日 八拾四 トンボ(2016.07.13)
- 「て・こあ」でのある一日 八拾参 笹(2016.07.06)
- 「て・こあ」でのある一日 八拾弐 トンボ(2016.06.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
いよいよ参上つかまつります。
こんな、楽しい時間や、場所を、しっかり味わうことが……。
色々よろしく、デス。安爺。
投稿: yasu G | 2016年3月 9日 (水) 11時38分
以前に、気密・断熱を考えていた時に、冬の家と夏の家を一つの住まいとして作れないかなとぼんやり思っていたことがありました。
「緑の家」と「て・こあ」との双方の空間で時を過ごすことが出来ること、大変うらやましいですね。
投稿: ぴか | 2016年3月 9日 (水) 12時23分