女川町の復興2
元々野球場のグランドなのでスコアーボードががある青いバックスクリーンが奥に見える。右が民間の寄付でできた仮設建物。
一方こちらはその建築家が無償(ボランティア)で行った仮設住宅です。仮設住宅は国の規定で2階建以下が条件だそうですが、この建物は3階建。よってこれは民間資金(ルイビトンとユニクロ)で寄付した建物として同じ女川町の総合運動公園の野球場内に建設されております。このボランティア活動が縁で女川町駅舎から始まり他の建築物も災害復興支援としてこの建築家に依頼があったようです。何事も善意から始まり・・・ます。
一方、女川町は宮城県で一番早くこのような仮設施設や、復興が「豪華」に進んだ町として宮城県民は認識しており、これがこの町が原発を抱える町ということと関係ないとは思っていないようです。この辺りは新潟県の原発を抱える町と同じような感じだと率直におもいました。リスクがあるからそれに変わる金銭をもらうこと自体はもっともな事で、そのとおりと思います。が万一があったときには、立地市町村に限らずその周囲30km以上又は県全体が大きな被害を受けるのですからこの辺りは多くの人の認識が変わってきております。
女川町の公営住宅と比較するとすこしチープに見える東松島市の市営住宅。両方とも災害復興支援事業。
行政の事業でも比較すれば確かに差は有り、その町の財政や産業、人口に左右される事は当たり前です。一方その差が開きすぎないように配慮する再分配機能も行政は持ち合わせていなければいけないこともあります。もし偏りが酷かったらそれは多分・・・県民が主となりしっかりと判断する事でしょう。
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