電車の見える家 巻の家
私の生家はローカル線の北三条駅近くの沿線にありました。何時も玄関を出たり窓からも列車を見ることができ、当時幼い頃はディーゼルカーの先頭車両で6台ほど引っ張っておりましたが時と共に電車になりました。あの風景、音は今も心のメモリーに入っております。
巻の家もローカル線なので深夜に電車が走ることはなく、音も高気密と相まって全く問題ないように思われます。しばし電車の走り去るところをみておりました(とは言っても数両であっという間)。
東南方向に開けた窓。何時ものコーナーサッシを吹き抜け越しでみる。
さて完成間近の巻の家・・・
仕上がり前のチェックに伺いました。上の矢印がエアコンの位置で、下の矢印がメンテナンス用梁。
夏のエアコンは、除湿を考えると吹き抜けの一番上が最も効率がよく運転できますのでほぼ定番位置です。しかし苦労するのはそのメンテナンス方法。今回はメンテナンス用に梁を600mm何時もより高くし、エアコンのメンテナンス専用としました。この方法はスタッフMの発想で、そういえば、古い家も梁が縦横無尽にはり渡されている事で構造的安定が有り、加えてメンテナンスも大変楽でした。
その発想の梁とハンモック用に渡された梁が今回の構造デザインとなります。コットンホワイトの外壁は今や「緑の家」定番色。
敷地にはゆとりがあって・・・家はコンパクト・・・「緑の家」の原点です。
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