家の一番隅の床が暖かい床下暖房
何が凄いかって・・・
床下エアコンが設置してある部屋は家族の間で家の南西隅。そしてこの玄関や玄関収納はそこから一番離れている北東の隅・・・。つまり端から端までの対角にありますが、そのエアコンから一番遠い玄関収納までキッチリと暖気が廻って床が暖かい事です。
上の平面図を見て頂ければわかるとおり・・・
床下エアコン暖房をされる建設会社および設計事務所は多くなっておりますが、ここまで綺麗に理論通り暖気で暖められる家は・・・「緑の家」ぐらいかも・・・
玄関収納の床の一番隅は22度。
ここにスリットがあるのが「緑の家」ならでは。
測定床面2
床下エアコンに近い脱衣所は少し温度が高い。
さて、床下暖房の最も大事な所・・・床下に入って測定してみましょう。
この「緑の家」は夏に完成したためまだ一年経過しておりませんから、床下の真下の地中はまだ暖まりが充分では無い状態です。そんな悪条件での最近の床下エアコンの運転は深夜11時から翌朝7時までの8時間蓄熱です。設定は30度・・・。ほぼMAX運転ですね。
これから一家に一台このよう放射温度計があると便利。見学会でも活躍しそう。
中央部のスラブ中央で約23度。
今年は主蓄熱体の立ち上がりの温度は26度。床下内天井は・・・25度。
よい感じです。こうやって直ぐに実証測定できるのが「緑の家」の高基礎のよいところです。
おまけにヒートファクトリーの温度ですが、
昨晩お風呂場の排水(夜11時後かな?)して既に10時間以上経っており、
床下内への放熱はほぼ終了し(排水熱の回収終了)ておるのか、空間内より少し高い27度。
一方・・・
タンク下部は朝の料理・洗面でお湯を使っているので熱交換された冷水が少し溜まっているようで・・・
22度とほぼスラブ表面に近い温度となっております。やっぱりヒートファクトリーは良いですね。気兼ねなくお風呂の残り湯を捨てても熱だけしっかり回収。
冬に良さがわかるヒートファクトリー・・・お勧めです。採用から6年、全棟で特に問題もなくしっかり運転中です。
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