夏は通風しない。網戸不要・・・

住宅業界が驚く・・・

これから網戸標準を止めます・・・

これは通風を完全否定する事ではありませんが、新潟県で自然素材との共存が希望なら普通に通風を否定します。

一般の市街地（普通の分譲地）に建設される住宅において、

網戸は殆ど必要ないことから「緑の家」では標準で設置することを止めました。

もう一度理由を・・・

１．夏は窓を開けない

２．窓を開ける5月は市街地では蚊はいない

３．網戸は通風を邪魔する

１は・・・
何度も繰り返しますが、
家中24時間空調して湿度管理を行うので夏は窓を開けません。
夏の湿度管理をしないと、巨大押し入れである床下はかびるから・・・。
普通の押し入れ内の収納物でもかびますし、自然素材である壁（ex中霧島壁等）もかびます。無垢の木やタタミ（人工的防かび剤が塗布されていればまだしも）も黴びます。

２．は・・・
新潟県で蚊の発生は6月前半から。従って5月の通風最大利用時には蚊はいません。ハチが入ることが嫌いな人（好きな人はいないか？）は居間だけ網戸があると良いでしょう。この時期、トイレや風呂、洗面所、廊下、階段の窓は閉めっぱなしでも必要な通風は取れます。居間の窓以外を開けると、外出時、就寝時に閉めることが億劫で結局あけなくなります。

３．は・・・

網戸はそよ風が室内に入ることを邪魔します。
試しに弱いそよ風（5月・・・この風が一番気持ちよい）の時に網戸を取ってみてください。風の入ってくる力が変わります。網戸はそよ風の微妙な揺らぎを取り去ってしまいます。例えば・・・風鈴が網戸の内側にある風景はとても滑稽ですから。

これだけお伝えしてもやっぱり標準外にする事は出来ない方は、多分・・・これを経験した築後10年経った建て主さんから

「網戸を使わないでダメになった。もういらない」

と言う言葉聞くことになるでしょう。

カビの生えた自然素材100％の壁

この写真は中霧島壁の13年後です。梅雨から夏にかけて空調をしないとこのように綺麗な水玉模様に柄がつきます。ですので私は・・・自然素材と共存するには梅雨から夏は通風など一切せずに空調をお勧めします。となると網戸が殆どいらなくなるのです。

皆さんはどのようにこの通風について考えているか・・・コメントをお待ちしております。