13年目の無垢材 自然素材の家
「緑の家」の標準床は「ヒノキ」ですが、こちらはハードに使うと言うことで「ナラ」にしましたが、正解でした。13年目だからこそ新築のころより馴染むその表情・・・。
流石キングオブフロアーです。
こちらは作り付けのベンチ・・・パイン集成材無塗装でした。
良い感じの痛み具合です。
角も相当ハードに使ったせいか、丸くなってくており集成材ながら無垢材の良さで、これが市販品の張物で造ってあるベンチなら廃棄処分でしょうが、このまま完全に丸くなるまで・・・下の小学校のように使ってほしいですね。
数十年使うと角は自然と丸くなる。
所で・・・
13年目の「緑の家」に伺った訳は・・・
トップライトからの漏水・・・
屋根に上って確認する事で原因と思われる事がわかりました。
このビス廻りが原因のようで、留めつけを入れ替えました。
当時殆ど見なかった軒の出が全くないファサードがご希望だった為、壁材は相当検討した記憶がある。
中霧島壁のそとん壁の13年目・・・。ノーメンテで変わらない色合い。発売とほぼ同時に使用したこの壁・・・正解でしたね。今でも素敵です。
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コメント
初めまして、突然コメントすみません。ブログいつも拝見させていただいています。13年目の床、無塗装でピカピカとはすごいです!
今、新潟県内で無垢床を使った自宅を建築中です。材木はウォールナットです。子供が小さい為オスモ等のオイル仕上げを考えていましたが、針葉樹には無塗装が良い、オイルなどは後々逆に汚れると昔の記事で書いてありました。広葉樹であるウォールナットも無塗装が合っているのでしょうか?広葉樹でも無塗装で数年後には緑の家のようにピカピカになりますか?
無塗装にはとても憧れますが、子供が汚す心配が気になり、迷っています。
投稿: 帽子 | 2015年7月31日 (金) 12時58分
帽子様
コメントありがとうございます。
>広葉樹であるウォールナットも無塗装が合っているのでしょうか?
いいえ。
広葉樹は原則オイル拭き取りを最低でも1回入居前に行う必要があります。「緑の家」では全てそうしております。
ヒノキを始めとする針葉樹は、冬にも活動しておりますから、その真冬の氷点下を生き抜くために、体内の水分が凍って自身が破壊されないように、水分を油分に変える仕組みがあり、結果それが伐採されたあとも木の成分として残っております。一方広葉樹は冬の活動を停止するので水分も幹からなくなり、油分に変える必要がないので、結果木自身から油分が出てくることはありません。よって・・・
最初の1回だけ油分を人の手で補う必要があるわけです。あとは裸足で生活すれば足の脂で勝手に光り出します。それが上の写真です。
ここで大切な事は裸足で歩ける環境(冷たくない床)を作る事です。
>子供が汚す心配が気になり、迷っています。
私が子供の頃は、自然素材の畳の部屋しかありません。畳にオイルを塗るわけにはいきませんから、ゴザや薄べりシートをしいておりました。無論大きくなれば剥がします。そんな子供と天然素材に対する優しさが、自然素材の家には必要かな・・・と思っております。
投稿: オーブルの浅間です。 | 2015年8月 1日 (土) 12時26分
返事が遅くなり、すみません。
広葉樹と針葉樹、手入れの仕方やそれぞれの樹がもつ特徴など素人にはなかなか分かるものではないので、とても勉強になります。
先日施工をお願いしている工務店から床材をサンプルで無塗装・塗装済と頂きました。無塗装はやはり足触りがとても心地良かったです。緑の家様に質問していなければ迷わず無塗装にしていました・・
ですが広葉樹は油分を自ら補うことはなく最低一度のオイル塗りは必須とのこと、こちらで質問させていただいて本当に良かったです。
子供が汚すことが気になり毎年塗り続けたほうが良いかな・・と最初は考えていました。が子供が成人してからもずっと使う床ですし、将来を見据えて手入れをしてあげたいと思います。
投稿: 帽子 | 2015年8月 6日 (木) 01時52分