基礎工事 SSプラン標準のダブル配筋
長潟の家ではSSプラン標準仕様であるため、基礎スラブはダブル配筋となります。このダブル配筋だからこ上で紹介した被り寸法が70mmにすることが出来ます。ここの詳しいところは9年前のこのコラムとこのコラムで。
奥の細かい所が75mmピッチの配筋。被り厚60mmなら90mm間隔でOKになるのだがあえて75mmとする。
ダブル配筋といえども完全フラット形状のスラブなので配筋加工が楽なのです。
あっという間に下鉄筋が敷かれ、縦、上鉄筋施工に移ります。
SSプラン標準仕様では基礎のせん断補強筋(縦筋)もフックがつきますから、構造計算上もせん断補強が数値上加算できます。このフックがないとせん断補強筋とはみなされませんから、コンクリート断面だけでせん断応力を判定します(とは言っても基礎高があると相当余裕がありますが)。
右側にフック付の鉄筋が現場に来ている。
真冬の基礎工事は平気なのか・・・との疑問がある方もいらっしゃると思いますが、新潟の真冬は夏より案外よいコンクリートになります。そのポイントは
・地盤改良をする(多少の雪でも平気で掘削できる)
・呼び強度が36N/mm2でうつ(耐久のアップ)
・養生をキッチリする(凍害防止)
この3つが有れば夏の暑中コンクリートよりよいコンクリートができる可能性が高くなります。
と言うことで今冬にも実証している西大畑の基礎打込み後の現場に立ち寄ります。
見た目からしっかり養生できている
一発で打ち込む一体基礎コンクリートなので、コンクリートの使用量が多く且つ養生も簡単にできます。
風が入り込まないようにしっかり押さえ込んである。
型枠が上まであるのでそこにシートを被せ覆いこめば完全に冷気をシャットアウト出来ます。昨年の現場の実測でも氷点下4度の寒風が吹いている中でもこのシート内部は2度から4度をいじしておりました(コンクリート水和発熱で)。
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