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2014年10月29日 (水)

十分な対策とは・・・

最近見たテレビ番組で・・・

その番組のコメンテーターさんが

「感染症に対し十分な対策を・・・」

といっておりました。

私にとって業務上この「十分」という言葉はありません。

十分とは・・・

完全な様、必要条件を満たす様・・・と国語事典にはあります。十分とは出来る限りではなく100%大丈夫ということです。
契約社会で無い日本は、「絶対大丈夫」とか「絶対間違いない」、「絶対勝つ」というように
絶対=100%を表す言葉が頻繁に使われます。これと同じように「十分」をつかわれると少し怖い気がします。建築業界人では15年前からこの「絶対」や「十分」という一言言葉が禁句になっております。

建築物は完全体ではありません。もし建物の定義が地面に固定、定着される物であるなら
例えば地震に十分強い家にしてくださいと言われたとき、過去の記録にある最大ガル(震度でもよいが)を想定していても、建物直下で地割れが起こればその建物は地震に十分強いとはいえませんし、耐久性が十分あるある家にしてくださいとのご要望があったとき、100年以上なにもしないで建ち続けている住宅はありません。何かしらメンテナンスをしなければ100年を超える事は日本の環境では無理でしょう。どこまでメンテナンスしてどこまでをしないのか・・・。

というように十分という一言の表現は人工物である建築には不向きな言葉であることがわかります。

TVのコメンテーターは、
「エボラウイルスに対し国に十分な対策をおねがいしたい」
なんてことを言いますが、
十分な対策といったら・・・全て遮断する完全鎖国しかないでしょう。

十分=100%が本来の意味ですから・・・

ですのでそこは経済に影響を及ぼさない現在できる最大限の配慮とかに言い換えてほしいな・・・と思い、聞いておりました。

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