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2014年2月13日 (木)

自動お掃除付エアコンのお手入れ

2014.02.13.06.45緑字加筆

Dsc03188これは・・・


最近のエアコンで上位機種にはフィルターの掃除を自動で行ってくれる機能があります。メーカーのカタログには「10年分の埃を溜めるタンク付」とか、「強制排気で屋外に放出」とあり、まあ10年近くは掃除しなくても大丈夫なのかなと読めます。しかし当事務所や「緑の家」などのように24時間使いつつ一年の2/3を使用していると・・・

事務所のエアコンで4台の内1台であるこの機種(↓の写真)は東芝の4年前の最上機種ですので自動お掃除がついております。

最近送風ファンにムラがあり、風が弱い事に気づきました。変だなと思い、機械の前蓋を開けてみると・・・

Dsc03184東芝製エアコン 最後の高COP機種(この後は年々COPが下がりAPFが少しあがる)

嫌な予感が的中・・・フィルターが真っ黒けです。

Dsc03185


ですが、自動お掃除が壊れていたのではなく、自動掃除機では取れないもっと細かい埃のような粉のような物がフィルターにこびりついております。自動お掃除機のないエアコンのフィルターは一ヶ月も運転すると綿ゴミのような物がびっしりとつきますが、こちらには綿ゴミはなく、小麦粉のような物がこびりついております。

Dsc03186手で触れてもびくともしないこびりつき

手を当てると見えなくなるくらいの粉・・・


Dsc03187掃除機を強運転で擦ってもようやくこのくらい改善が・・・。

掃除機で吸ってもこの程度しかとれず、これ以上掃除機で行うと穴が空きそうなので、洗剤で洗うことにしました。


Dsc03189真っ黒い粉が浮き出る

レンジ換気扇用の洗剤を使いブラシでごしごし。真っ黒い泡となり、汚れが浮き上がります。


Dsc03193こんなに綺麗だったのか・・・

水洗いして乾かすと・・・こんなiにトーメイに。

Dsc03195内部はまだピカピカ


しかしこのフィルターはとても優秀です。凄く薄いのにブラシで擦っても大丈夫なくらい堅牢で、且つフィルターの後ろ内部は殆ど汚れておりません。流石、東芝さん。基本性能がしっかりしております。他社さんの自動お掃除機もつかっておりますが、フィルターはこの機種が大変良いと感じます。

さて、皆さんも2、3年に一度はフィルターを手で洗いましょう。送風量が格段にアップし燃費も改善されます。「緑の家」をお引きの時も、

「自動掃除しますが一年に一回は必ずフィルターを目視しましょう」

とお伝えしております。

・・・しかし人の体は凄いと思います。喉や気道を80年もブラシで洗うことなく使えるわけですから・・・

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コメント

この春に完成した我が家にエアコンを導入しようと情報収集中にこのHPにたどり着きました。エビデンスに基づく筆者様のご意見、ご賢察、とても勉強になりました。

一つだけ質問させて下さい。
エアコン除湿をおこなうと内部結露が起こりカビの発生が不可避です(エアコンの宿命、最大の欠点ですね)。特に連続運転すると内部乾燥することができないのでひどい状況になりそうです。
お勧めの対策や機種はございますか?

投稿: むっちゃん | 2014年7月 2日 (水) 19時29分

むっちゃん様

 コメントありがとうございます。

>特に連続運転すると内部乾燥することができないのでひどい状況になりそうです。

連続運転や間欠運転に関係なく黴びる時は黴びますし、黴びにくい環境・機種によっては黴びにくいです。

私は多分普通の人より相当注意して様々なエアコンを観察していると思いますが、最近(ここ5年位前から)のエアコンは冷房時や除湿OFF時に自動で15分~30分位内部乾燥及び滅菌動作を行いますから随分良くなりました。それでも一番黴びやすいところはラインフローファンの羽先端でしょう。

>お勧めカビ対策

・・・残念ながら有りません(笑)。

エアコンの最大欠点がカビだとしても、エアコンをONすれば家の中のカビは抑制されるので、エアコン自体のカビは仕方無いと受容しております。カビの排除はこの日本では難しく、気になるときに掃除するしかないでしょうね。

気休め程度ですが・・・安い機種は買わないで最高機種を買えばそれなりに安い機種よりカビ対策がされていると思います。


投稿: オーブルデザインの浅間 | 2014年7月 2日 (水) 21時46分

浅間様

ご返信ありがとうございました。

一般的にはエアコン内部には年数を経るにしたがって洗浄液が真っ黒になる位の汚れ・カビが付着するものだと思っていました。

ご使用されている東芝製エアコンでは夏期連続されているにもかかわらず内部汚れがほとんどなかった、と記載されていました。この知見にはとても驚きました。東芝製最高機種だからなのでしょうか?だとしたら私はこの機種指名買いします。

個人的にはエアコン連続空調の最大の欠点はカビだと思います。このカビ問題は侮り難く、例えば持病を持つ高齢者など免疫能の低下している人では肺真菌症(難治性)の原因になりうるという意見があるようです。

カビの発生を抑制するような機種や運用方法についても筆者様からの解決策が示されないものかと密かに期待しております!

投稿: むっちゃん | 2014年7月 3日 (木) 23時06分

むっちゃん様

>例えば持病を持つ高齢者など免疫能の低下している人では肺真菌症(難治性)の原因になりうるという意見がある・・・

そのとおりだとおもいます。
体の弱った人にはそれなりのクリーン環境でないといけないでしょう。逆を言えば健康な人はカビに対抗する免疫があるので自然界(森、公園)で浮遊するカビ胞子程度では大丈夫ということです。
因みにこの季節の公園は室内より最大で数十倍多くカビ胞子が浮遊しているとの論文が随分前に発表されております。多分エアコンのカビよりそちらの方が深刻ですが、だれもこの事は気にしません。それが自然だからです。
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/20_d9d1.html
(ソース論文はリンク切れで今度アップしておきます)

>カビの発生を抑制するような機種や運用方法

エアコン内部のカビは、冷房、除湿時に発生します。これは以前のエアコン(安価機種と事務用は今もそう・・・)は、冷房・除湿運転停止時に直ぐにOFFになってしまいます。しかし内部の冷媒がまだ冷えているので、熱交換部分は無論、ファンのところに冷気が1時間ほど降りて来て常に結露状態が続きます。運転中は熱交換部分なら、カビ胞子がその大量の結露水で洗い流されることで、カビは抑制されております。またファンも物理的(空気との摩擦)も抑制されており発育は難しい環境ですが、OFFした時にそれらが一切なくなり、結露(高湿状況)が続き、カビが発育して黒くなります。
よって、高い機種ではOFF後勝手に30分くらい冷媒を空気と同じ温度になるまで送風を続けます。加えて減菌できるオゾン等を内部循環させる機種もあります。この事で劇的にエアコン内部のカビは少なくなります。ですので、こういった機能がない機種はOFF後に温度設定を上限の30℃にしてコンプレッサーが働かないように送風運転するか、暖房運転を少し行うとカビは抑制されます。機能があるのに、音がうるさい、勿体ないと強制OFFするとカビは直ぐに生えます。

投稿: オーブルデザインの浅間 | 2014年7月 4日 (金) 07時25分

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