日ノ出町の家 真冬の基礎コンクリート
雪も残る現場で、バーナーで雪を溶かしコンクリートの打ち込みが始まりました。気温2度。所謂寒中コンクリートです。
養生期間は6週間有るので、初期養生を気をつけ凍らさなければ強度は全く問題ありません。呼び強度は36N/mm2で配合指示し打込みです。
問題は養生です。最低気温氷点下-2度ですから、シートで全面覆う養生・・・。基礎の面積は155m2と2件分大きさで、しかも高さも倍ありますから覆う事が大変です。
この養生が面倒なため、冬期のコンクリート打ちは避けられる。こことは違い気温が下がる山間部では毛布などが必要。
次の日の朝(今日)雪が降りましたが、シートはしっかり覆われてコンクリートへ触れておりません。
シート表面は-3.5を表示しますが、雪の反射のため多分1度から2度低めになっており、近くにあるパワーショベルの鉄の部分は
-2度ですが、気象庁発表の外気温は約0度です。そんな中コンクリートは・・・
大凡5度くらい外気より高い温度示す。つまり氷点下3度くらいまで大丈夫。
シート内部のコンクリート表面は4度~3度と法律で定められた2度を上回っており一安心。コンクリートは水との水和反応で発熱をしますからその熱を逃がさないように、風を遮断すれば表面温度2度以上は確保できます(新潟県の平野部)。内部はもっと高くなります。
このままシートを7日間被せ、じっくりよいコンクリートになるように養生させます。上棟は3月始めなのでそれまで6週間は養生できますから低温で高湿度のこの季節、凍結さえ気をつければ一番よい水中低温養生品と変わらない高品質のコンクリートになります。
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