東桂苑 関川村①
まず最初は東桂苑(旧渡辺分家邸)です。
いつでも一般に公開されており、渡辺邸と共に関川村の2大民家です。
まず関川村を少しだけご紹介します。
数年前、TVのワイドショーで一躍有名になった関川村・・・
「村八分事件」です。
関川村は周囲を山と川に囲まれ地域で、新潟県でも数少ない「村」を名乗る自治体です。従ってその慣習や文化はやはり近代の価値観で推し量る事は難しいのかもしれません。それでその村八分事件が起こったのだと感じます。詳細は検索してください。
この東桂苑がある所は村八分事件の集落とは違いますが、戦前にこのような屋敷を構える大庄屋がいたという歴史から、有力者が仕切ると言うことは慣習として残っているのかもしれません。
外部の木は燻されて煤けてはいないので100年経ってもシルバーグレー色。無論完全無塗装。緑の家のコンセプト。
渡辺邸と大きく違うのは・・・
渡辺邸は玄関からやはり町家のような構え(道に面しては質素)ですが、こちらはアプローから豪商のような佇まいです。もっと調べないとわかりませんが、あくまでも商家の渡辺邸に対し武家屋敷のような東桂苑です。明治維新以後という建てられた年代がこの違いを生んだのでしょう。
戸の板目だけでも凄い。木の色ご覧ください。美しい茶色が残るシルバーグレーです。無論、完全無塗装・・・。
主玄関の美しい金色の衝立・・・
実はこの玄関を入った前室の天井に「大工」の意地があるそうで・・・
約束はしていないのですが、ばったり関川村で出会った上野住宅建材さんのYさんから、一緒にいらっしゃったこの道を極めている建築士と大工さんをご紹介して頂きました。その大工さんから教わった事なのですが、
天井の羽重ね部分がわざと玄関側を向いているのですが、これは造った大工さんが、「絶対隙間があかない羽重ね」を自慢したかったそうでそのようにわざとしたと思える。と言ってました。
流石に煤け具合が少ない感じで、漆仕上げ?でケヤキらしい色合いが出ており、真っ黒い民家よりこちらの方が私は好きな色です。
見事な濡れ縁。そしてここでも大工でしか気づかないことが・・・。
さて何でしょう。次回に続く・・・。
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