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2012年2月 6日 (月)

またまた過激な提言をする浅間 その1

オーブルの浅間は時々過激な提言をします。過去には・・・

 

超高断熱はCo2削減ではなく、将来のエネルギー高騰時のため。
2007年ごろ

原発は廃棄物処理ができないから反対(建築業者としては異例の考え)
2009年ごろ

関東以南では熱交換換気より効率エアコンで回収。
2010年ごろ

温暖化防止(特に地球に優しい)の美麗句はやめて、大事に精神を。
2009年ごろ

少子化対策は必要なし。それより少子化でも経済が回るような政策を。
2010年ごろ

家の長命化は「サッシの取り替えの納まり」から。
2009年ごろ

 

などなど・・・過去のアーカイブを見て頂ければ全て載っています。

そして今度はまたまた爆弾発言!!  直ぐに訂正をしれるかもしれませんが。

 

日本では家の超長命化(超長期住宅)は目指さない

です。

やっぱり、浅間は頭がおかしい?と思われる提言です。

東日本大震災ではっきりわかりましたし、高性能住宅に20年住んでいると悟ります。

さてその理由は・・・

日本ではどこでも一回/100年くらいで大自然災害を受ける。

本州以南では必ずカビが生えるので定期的な建て替えを。

だから無理に100年対応住宅を目指す必要はなく、提言は

「最低60年の耐久性を考え、それ以上はラッキーなおまけと考える」

です。つまり無理に100年持たせようとコストをかけるのではなく、60年を目安にしましょうとの提言です。

 

ものすごい反論、反発がありそうですが(むしろ無視か?)、あえて提言をします。東大の学者がいう地震予知なんて占いのようなたぐいは信じず、いつも心の準備をしていれば怖いことは何もありません。

まず最低60年根拠は・・・
仮に25歳で家を作って60年後は85歳です。まあこの年になればさすがに家が寿命となっても問題ないでしょう。また子供が引き継いでも30歳で子供ができ、その子が55歳の時に家の寿命を迎えます。丁度孫育ても完全に終わり、今後の住まい方を考える時期ですので丁度よい寿命ではないでしょうか?ここで言う寿命とは・・・建設当初の80%以上維持できる耐震等安全性、温熱等快適性能です。メンテサイクルでは・・・金属屋根は一回葺き替え、焼き瓦で60年持たせ、外壁やサッシを30年で交換としたとき丁度2サイクル目ということです。

さて、なぜ100年はだめなのでしょうか?

日本人は新しいものが大好きで、そこに高い価値を見いだします。そんな例として中古住宅が価値がない事でわかるとおり、新車、新品には必要以上に傷や汚れを気にします。またアニメ文化の「かわいい」という表現もそれを表しています。
この本質は、「形ある自然のものは変化や劣化が早い=劣化寿命」ということを長い気候、災害から体験で導かれた直感というか文化・気質なのだと素直に受け取ればよいのです。つまりまだ災害に犯されていない物、またカビ等自然劣化によって犯されていない物、建前と本音に犯されていない素直な心に高い価値を見いだしているとおもいます。あえてこれを変えようとか、欧米並みにとか等比較の必要はありません。土地に根ざした文化ですから・・・。

15年ほど前にある専門家から、日本は家のストックがないから(30年で壊される)、いつまでたっても国の資産が増えないのだといわれ、私もそう思いました。だから家の超寿命化は我々の仕事だと思ってきました。しかし日本の資産は・・・実は「物」ではなかったのです。日本の資産は受け継ぐこと・・・「自然災害の多い島国の掟」=「物を大事にする心」を引き継ぐことだったのです。

常識的なコストが許す範囲で耐震性を考慮して作っても、直下型で震度7クラスの直撃なら倒壊や半壊は免れても気密性が大丈夫という保証はできません。ほんのちょっと傾けば窓の気密性は難しい気がしましすし、気密シートの伸びを上回る変形が起きたときにも同様です。そうなれば大きな金額をかけて直すより建て替えという選択肢もあるでしょう。だからって直ぐに建替えなくとも大丈夫な性能が必要なので耐震等級3以上は理想です。なぜなら大地震直撃で起こった少し悪くなった気密性は、数年間は我慢できる範囲の劣化なので、その間に建替えるか直すか考える余裕ができます。これは震災被害を受けた直後の人にはとても大事だと思います。

こう考えると今までの事に全て筋が通ってきます。なぜ等級3の耐震性が理想なのか?気密せいは100年後まで維持できるのか?必要以上のコストをかけても直下型で被害を受けたらどうなるのか?100年に一度大地震が来ると思えば原発は必要ないということも。

無論、資金に糸目をつけないほど余裕がある人や特別な建物、住宅以外の公共建築などは別で、100年以上を目指す方が良いことが多いでしょう。

 

続きはこの次のブログで・・・

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