国認定で県内最高の断熱性 Q値0.87W/m2k その②
高いコンクリート強度にもかかわらず気泡も最小限度。バイブレーターとドリル攪拌の併用、型枠の絶え間ない叩きで良い表面です。通常基礎上部ほど大きな気泡が多くなりがちですが、ほぼなしの良い状態です。これはSSプランの仕様の場合は別にこの丁寧な工事の費用を折込むためです。
コンクリート強度が高い場合、打ち込み後直ぐはこのようにとても濃いグレー色になります。
養生水がたまる基礎。水がこれだけあるのに、外側には染み出ない。これが一発打ちの丁寧な基礎です。つまりシロアリが侵入できる隙間がないということですね。外側からみると水漏れは一切無い。半分から上にある横に伸びる線は、木レンガと言って、後で外張りグラスウール断熱を施し、熱橋を防ぐための下地。この厚さを折込むため、立上がりは180mmの巾を持つSSプラン(標準だけ)の基礎。
コンクリート呼び強度33N/mm2と非常に高い強度のため水セメント比は45%以下。真夏の作業性は悪くなりがちの所、職人さん達は朝9時から15時までほぼ休みなく打ち続けました。そのコンクリート量は木造2階建て住宅では想像をできなくらい多く、一般住宅の3軒分の基礎と同じくらい作業量です。
さて・・・では完璧だったというと、1箇所だけコールドジョイントによる部分で打ち継ぎ部分のごく小さなジャンカがあったことです。この気温、強度とこの作業量ではこの程度だったので良しでしょう。
これは打ち込み後次の日の養生風景です。とにかくコンクリートを急激に乾かさないことが暑中コンクリートの基本です。そのため水を張り、養生シートで乾燥と直射日光を防ぐ・・・
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