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2010年11月24日 (水)

独立した工事監理者のメリット 「まさか」の坂はある。

今朝基礎コンクリートの打ち込みがありました。そこでちょっとした事件が起こりました。生コン協同組合の持って来た生コンの調度指定が、設計図書とあっていませんでした。

Pict0876

世の中希にしか無いことがおきます。だからこそ現場チェックは必要でその工事監理はとても重要なのです。

今回は生コン屋さんの全くの勘違い(思い込み)で間違ったコンクリートを造ってしましました。その量8m3(大型ミキサ車2台分)。

当事務所の工事監理は生コンクリート納入と打ち込みに原則的に立ち会う事にしております。というのは、万一間違いがあった場合、その補修が甚大でなるからです。今までそんな事があったかと訪ねられたなら「ある」と言うことになります。

今から10年近く前の現場では、生コンの固さがいつもと違うのでストップをかけ、調査したらミキサータンク内においてプラントで洗った水を全部流し忘れ、そこに新しいコンクリートを入れてしまったそうです(単純ミス)。

人間の行う事は必ずミスがあります。その回数が0.001%でも起こりうることは否定できません。だから生コンの最初の打ち込みには原則立ち会い、現場監督さんと共にチェックします。

今回も現場監督さんと一緒にチェックして発覚しました。すぐ監督さんは生コンプラントに「中止」を伝え新たに図面どおりの調合で作り直してもらいました。

処分した生コン8m3で重さは約20トン。←もったいない
監督さんの手際のよい連絡で1時間遅れで工事再開。事なきを得ました。

もしこれが設計事務所のような独立した工事監理者でなかかったら・・・。

この監督さんは誠実なかたで大丈夫ですが、世の中には「会社にしれたくない」とのことでそのまま行ってしまうところもある気がします。今回はスランプと呼ばれる強度には直接関係ありませんが、生コンの基本中の基本の部分。しかし打ってしまえば全くわかりませんし、検査してもし不具合があったとしても、原因特定は難しいでしょう(記録が残っている期間であればOK)。
当事務所スランプ値は住宅基礎としては他の建設会社とちがう数値なので生コン屋さんは、勘違いしてしまったようです。スランプ値は強度とは直接関係ないですが、やはり指定されているのですから勝手に変えることは避けたいと思います。

コンクリート打ち込み前日に必ずその行程、天候、各工事の段取りと生コン屋さんへの確認を行います。スランプ値は前もって書面で渡してあるとのことです。このように工事には「まさかこんな事間違えないだろう」と思っているところでも人間ですから間違えます。だからダブルチェック、トリプルテチェックが必要で、その為に工事監理者がいるわけです。

さて皆さんの家の基礎工事の図面には、コンクリートの「スランプ値」書いてありますか?それを現場で確認しましたか?

まさかの坂はどこにでも、誰にでもあります・・・。

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