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2010年10月23日 (土)

超高断熱 Q値で0.97w/m2K 夏期日射遮蔽μ値は0.027で評価

Dscn7939 これは評価機関から発行された書類(評価書)の写真です。今回は評価機関が混んでいて時間がかかりました。

「緑の家」SSプランで複数の長期優良住宅の認定を取得していますが、今度の認定はQ値で0.97w/m2Kでした。 

この地域の国の次世代断熱基準(高気密高断熱基準)はQ値2.4、μ値0.07ですから
緑の家SSプランではQ値2.4倍の性能、μ値は2.6倍の性能です。単純には一般の高気密高断熱住宅より半分以下の暖冷房費と言うことです。この断熱係数Q値や日射遮蔽係数μ値の算出では、簾やレースカーテンは勘案してませんから、綿密に算出すると実際はもっと上になるかもしれません。

憲法で表現の自由が保障されている日本では、「宣伝」は様々な事を表現(アピール)できます。最近はQ値も各住宅メーカー、工務店が宣伝する内容の一つになっています。

そこで以前も申し上げましたが、第三者から評価してもらったQ値と、自社で勝手に算出して表現するQ値とは意味合いが多少違います。

Q値計算を数多くする当事務所でも、このような評価機関の評価委員さんと議論をし、一般的に誰が見てもこの数値だよねという事が「評価」です。当事務所でも構造も含め無修正で評価頂けることはなく、ある程度議論しても修正はあります。でもだからこそ良い家(正しい宣伝)ができるのですね。ちなみに評価委員さんのチェックした書類が返却されますが、鉛筆で細かくチェックしている事がわかります。ですのでこの評価申請の実費約6万はとてもお得な金額だと思います。すべて建て主さんのメリットとなりますから。

さて、自分勝手に算出し誰の評価(審査)も得ないで「この家はQ値0.7w/m2Kだよ」といってもそれは正しいかどうかはわかりません。このような評価のないバラバラな宣伝は建て主さんのためにならないと言うことで「性能評価」する法律が10年前にできたのですからできれば使った方が良いでしょう。

最近はQ値も宣伝されるようになりましたが、チラシ等で心地よい事が書いてあっても、隅の方に小さく「この数値はモデルプランです。間取りによっては数値、仕様は変わることがあります」と小さく小さく書いてあります。だからこそ1棟1棟の評価が必要なのです。

Dscn7940 厚さ4cmもある評価申請書と設計図書。

Dscn7942 2冊で8cm。1冊枚数約300枚。申請には3部作成し、1部建て主さんへ。今回使った紙の総数A4で1500枚とA3で100枚程度。

評価にかかる経費は30万~40万になることもありますので、全てが全て評価してあれば良いのでしょうが、せめて建築される家の1/3以上の割合で評価申請しているハウスメーカーや工務店などが信頼がおけるではないでしょうか?特にフラット35S長期優良住宅を申請される方は、Q値以外の算定方法で認定を受けるやり方もありますが、それではQ値を評価していませんので、是非「Q値で申請して下さい」と要請しては如何でしょうか?

因みに当事務所では熱計算ソフトQペックスで評価は受けません。と言うより受けれません。大変良いソフトなのですが、複雑な家にはどうも対応ができませんので、熱交換換気計算の部分だけを使用しています。でも大変助かります。

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