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2010年9月16日 (木)

新潟の家 秋の長雨 除湿器使う?使わない?

これから秋の長雨の季節。洗濯物を乾かす事に苦労しますよね。乾くのに時間が掛かると菌が増殖するようで洗濯物の半乾きの臭いは細菌によるものだと考えると、出来るだけ早く乾かす事を考えます。そこで普通思い浮かぶのが「除湿器」!しかしエアコンマニアの私は除湿器を購入したことはありませんし、実はどうしても買えない感情があるのです・・・。

Fyzf100s_424367 写真は最近の除湿器でデシカント方式。ゼオライト等の吸湿剤に湿気を吸わせ、熱を加えて吐き出させる方式。

Image0363_2

日本という国はとても不思議な気候で、夏はフィリピン等を代表とする東南アジア並みに湿度と気温の高さがあるくせに、冬は冬で凍るくらい寒いし雪は世界有数の多雪都市(新潟県)です。そして梅雨や秋梅雨という雨が2週間くらい続き湿度が高くなる日があります。
だからこそ味噌や醤油、納豆等カビや酵母を使った食品も豊富です。
お酒もおいしいし・・・。しかし食品は良いけれどそのほかのところでカビとはあまりおつきあいしたくありません。また洗濯物が乾かない事や、布団が湿っぽいのも嫌いです。
ですが幸運にも本物の高気密高断熱住宅と出会ってからは、このカビや湿っぽい布団とはほぼ無縁でした。

さて、表題は除湿機ですね。で、この乾燥感は除湿機ではなく全てエアコン(当初はFF石油ストーブ併用でしたが)暖房や冷房(除湿)で得られましたので除湿機が要らなかったのです。しかし実はそれよりも除湿機の構造がどうも納得がいかないので購入する事がなかったのです(人が居ない浴室内で洗濯物を乾かすのにはよい使い方)。

Image03645除湿器と冷蔵庫の戸を開けて使えばその機能全く同じ。但し冷蔵庫は廃熱で採った湿気を再び蒸発させている。

あなたは冷蔵庫を扉を開けて使った事がありますか?ありませんよね。また、冷蔵庫には暖かくなる部分があることを知ってますよね。おなじように除湿機も暖かい温風がでているのは体験済みですね。
この暖かい部分を外に持って行くと除湿機、冷蔵庫がエアコンになります。逆に言えばエアコンの室外機を部屋の中に設置すると、エアコンが除湿機になります(ドレン水だけは外)。エアコンと除湿機、冷蔵庫は原理は全く同じです(最近のデシカント除湿はちょっと違うが)で、外に機械があるかないかだと思ってください。
Image03643_2 直感的にエアコンの室外機を部屋の中に入れたいと思いますか?私はそれを想像するととても、とても除湿機を使う気にはなれません。なんかもったいないような、意味のない事をしているような・・・。

一番上の写真は除湿機で、最近流行の「デシカント式除湿機です」。まあ今までの除湿機とは多少違いますが、消費電力は640Wです。つまり除湿機を室内で使っている限り、640wの電気暖房機があると思ってください。この電気暖房機はただの暖房機ではなく湿気「も」とります。
なぜ「湿気も」となるか?

空気中の湿気は気化したときの熱をもっている・・・湿気=空気の熱 です。除湿機は湿気を取る=空気の熱を取ってくれているのですが、取った熱は廃熱としてまた室内に放出され差し引きゼロです(笑)。
Image03663 手抜きの図ですみません。
除湿器が運転していると消費電力の640W の熱エネルギーが常に室内に放出される。=暖房機(暖房出力は640W)

Image03662 手抜きの図ですみません。
エアコンが同じ640Wで運転して除湿を行った場合は、640Wはそのまま外に捨てられ又部屋の吸い取られた熱も室外に捨てられる=だから冷房機

更に640Wの熱を機械から出して仕事をしている(使われた電気は最後は全て熱になる)のに約260288w※の熱しか奪えない。熱を取るCOPは0.4と1以下。なんと非効率な機械でしょうか?だから暖房機が主用途であって、除湿機能はサブなのです。暖房の出力の方が除湿による見た目の冷却より遙かに多い。だから「除湿も」できるという表現なのですね。
部屋の中の熱は640wづつ各確実に増えて行くだけなのです(冬の場合は小さな暖房機ですし、洗濯物の水分を気化させる熱の供給源として考えればちょっとは使える)。
これを理解してしまうと、とてもとても暖房時期以外の夏期に使う気にはなれません。

エアコンはどうか? エアコンは自分の使った電力と湿気からリレーされた熱を外に運ぶ事が仕事なので、外に必ず機械が有りそれが室外機と呼ばれてます。仮に同じ640Wの電力で動いていたとすると、その640Wは全て屋外に運ばれますし、湿気から奪った(リレーされた)熱も室外機から排出されます。だから部屋の温度が下がって行くのです。ですが冷蔵庫も除湿機も決して部屋の温度が下がることはなく、小型暖房機になるだけです。

今までの説明のようにエアコンと除湿器(コンプレッサー式)は全く同じ機構ですので、エアコンは除湿器の代わりとしても使えます。しかし、熱を全て室外へ放出するので、温度がさがり結果相対湿度は上がり気味(この原理はわかりますよね)の時があり、且つ肌寒くなります。そこでエアコンは除湿器と同じように温熱を再び室内に戻す再熱除湿運転を造りました。 なーんだエアコンも要は除湿器になったのじゃないか?という事も考えられますが、再熱除湿は今はあくまでもおまけ機能です(おまけのくせに除湿器より数倍強力な除湿ができます)。

※10L/日という除湿機は10/24=0.42/1時間あたり 0.42L=0.42kgで1kgあたり590kcalの潜熱とすると0.42×590=247.8kcal→288w・・・顕熱除去量は目的外なので無視

参考に比較表です。

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