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2010年7月29日 (木)

拍手です。日経ホームビルダー8月号!良い家の情報源。その2

Dscn7853 前日その1からの続きでその2です。日経ホームビルダーを創刊時からよむ購読者として特に今回はおもしろかったです。 

さて、その2では・・・  

写真は故意に荒くしてあります。是非購入してお読み下さいませ。

サッシの寿命はパッキンで決まる?

 Dscn7860_2 サッシの劣化はどこから始まるかです。当ブログで紹介したとおりの部位「ゴム」や「パッキン」という付属部分が30年位でだめになると書かれています。また、いままでこういった調査をしていなかったと言うような表記も見られます。屋根の焼き瓦自身の寿命は100年でも、防水性という機能上の性能は下葺き材の寿命で決まるとう事と同じで、 サッシもアルミの寿命は50年以上かもしれませんが、その性能維持部材のパッキンが30年でだめになれば、サッシの寿命は30年ではないでしょうか?

特に最近の高気密高断熱住宅では、気密性を左右するパッキンは以前と違って最重要部材です。窓の気密性が無くなれば、家全体の気密性が大きく損なわれます。

因みに27年経った樹脂サッシの写真の掲載も下のようにあります。これも当ブログで紹介したとおり、樹脂本体の劣化は殆ど認められておりません。環境により左右されますが、やはり樹脂サッシはパッキンの方が先に寿命を迎えるアルミサッシと同じです。

Dscn7857_2

白アリは玄関下から侵入!

Dscn7859

こちらは少々広告的な臭いもしますが、素直に読めばすばらしい紹介です。今まで玄関部分が白アリ被害にあう事はよく知られてますが、主要な原因を住宅会社は発表しておりません。ただ、薬剤処理とか乾燥させるとか、ヒバ油??を塗るとか原因を直視しないで対策だけを訴えかけています。しかし原因がはっきりわからなければ対策はないし、また建て主さんに原因を説明しなければ誠意がないと言えます。

しかし今回のイラスト入り説明で大変よくわかります。簡単に言うと玄関は家の内部にも関わらず、外部の土と繋がったあいまい部位なのです。これでは白アリを誘導して家に引き込んでいる事が素人でもわかります。

大事な事は外部と縁を切る事です。つまり玄関の床下は、大地ではなく床下空間がある設計をすれば良いのです。ではなぜ今までそうしてこなかったのでしょう。玄関床下を空間にする勇気がなかっただけです(基礎断熱をして)。床断熱という従来の方法では玄関と浴室は曖昧な空間になってしまうことが多いのです。Ss1_2 緑の家の玄関部分の断面図。内部床下も外部ポーチ下も全て外気に接しオープンで目視可能。最高レベルの白アリ防御とメンテナンス性。赤い部分は断熱材。

無垢材は今も曖昧!

Dscn7861 こちらの記事は曖昧でしたので、ご紹介しようかどうか迷いました。が、一応紹介します。この記事は、無垢材の人工乾燥材に最近内部割れが多く見つかると言う内容でした。

まず記事がなぜ曖昧か?無垢材といえども国(国に準じる機関)には基準があります。詳しくは調べないと私もわかりませんが、その規定であるJASの製材品と比較してどうかが書かれていないのが残念です。当然一般的に流通し、建て主さんが使用するのは、JASで規定されていない無垢材です。ここが全てのボタンの掛け違いの原因です。規定のない無垢材は評価のしようがありませんので、内部割れがあっても問題ないととらえても良い気がします。そもそも記事から見る限り規定品?でないのですから、強度に決まりはないでしょう。

一方、集成材は殆どの流通品がJASの規定品です。無垢材は8割がJASの規定品ではありません。JASはよく知られたJISと同じように国の規定を定めているところですが、無垢材の柱はたった2割しかJASの規定品でしかありません。では無垢材はどうやってその材料の善し悪しを仕分けるかというと・・・

目で見て判断してます(笑)。昔ながらの材木屋の親父さんが製材して目で見分けて判断してます。確かにそれはそれで自然素材を見分ける手段の一つとしてありますが、これらは建て主さんに一切説明はされていないでしょう。JAS規定品も「木材選別士」が目視で選別しますが、一応「免許」と「認可」が必要です。前にもご案内しましたが、これだけ無垢材や県産材が流通しているのに、JAS認定工場は県内では数社だけで、無垢材信仰のメーカーでさえJAS認定はされてません。

建物性能を数値で比較する時代(長期夕優良住宅など)に目で評価した無垢材で家の根幹である柱とすると言うことは、なにか矛盾を感じるのは私だけでしょうか?無論、私共も無垢材を使いたいのに、集成材では当たり前のJAS品を指定すると、異常に価格が高くなるのは怒りさえ覚えます。地産地消が叫ばれる中地産地消の木材に全くJAS品はなさそうです。補助金(税金)で支援している地産地消木材。どうして行政はこの部分の交通整理をしっかりとしないのか不思議です。

私も積極的に無垢材を使いたいですので今度は是非この点を記事にして頂きたいです。全ては建て主さんのために・・・。

Img04528 集成材は5年前からこのように個別にロット管理されている。一方JAS品以外の無垢材は品質の責任が不透明。

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