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2008年2月15日 (金)

JTフーズと販売会社の責任は?

最近世間を騒がせている「中国産冷凍餃子が原因と疑われる健康被害事」については、数年前の建築耐震偽装事件の歪んだ報道システムを思わせる。

この問題は本来輸入業者(=製造物責任者)であるJTフーズが健康被害にあった方への責任と規定以上の薬物混入による販売店が受けた責任をまず全て引き受けなければならない。ところが、厚生省のHPでは、まず「中国産・・・」と消費者から見れば原産国でしかない「中国」という言葉を連呼している。「製造物責任法」によれば、輸入者が自らの意思に基づいて輸入し、国内市場に引き渡した場合、輸入者が製造物責任を負うことになる。

http://www.jetro.go.jp/jpn/regulations/import_09/04A-000917

つまり輸入者が単なる輸入手続代行者でない場合は、自己判断に基づいて輸入し、その結果利益を得ているのだから、自己固有の責任は必ずある。だから製造者となりうるJTフーズは、まずもって中国産だからと言ってはいけない。あくまでも自社の製造した物として考える必要があると感じる。耐震偽装の時も同じであった。ほとんどの物件で姉歯容疑者は、下請けの構造だけの設計担当であった。従って偽装された建物の設計者である元請設計事務所がその責任をまず受け、その後その元請会社と下請け会社で更に責任追及する事が、エンドユーザーに対する責任といえる。ところが全て姉歯容疑者一人の責任であるような言動が報道された。今回も同じように、全て「中国」に問題あるような報道発表資料となっている。厚労省のHPでもひっくるめて「中国産冷凍餃子が原因と疑われる健康被害事例の発生について」となり、法律上の生産者となるJTフーズの名は、印象に残らない。JTフーズは日本たばこ株式会社(JT)という巨大会社の子会社であり、政府もある程度その「JT株」を保有しているし、コネクションも多い。そうした関係上「JTフーズ」の名を薄めるような報道操作をしているのではないかと疑わせる。

http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/china-gyoza/houdou.html

例えばあなたが大手スーパーAで原産国が「インド」で製造者(輸入者)が日本の「あいうえお株式会社」の紅茶のテーパックを買ったとしよう。その紅茶に食べ物でない異物が入っていて、それが元で病気になった場合、その原産国である「インド」が悪いと考えるだろうか?もしインドの小さな工場でティーパック加工されていても、やはり責任の所在は、Aスーパーであり、製造者となる「あいうえお株式会社」であると考えるのが自然だろう。ところが今回の事件は、この道理が通らないらしい。不思議な国である。

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