2008年8月19日 (火)

夏の終わり・・・。

021 拙宅(寺泊)では、浮き輪の空気抜く作業で夏も終わりだと悟る。7月の初めから膨らませた浮き輪は、夏中家の前にたてかけてある。今年も例年どおりお盆が終わった時に空気を抜き、海水浴の終わりとともに夏の終わりとなる。この作業が少しさみしい。

海の水は今ごろが一番温かくなるが、くらげも沢山になるのでもう泳げない。(今年は8月の初めからあんどんくらげが多かった。しかも例年ではほとんど見ない水くらげも多く浮遊していてとてもびっくりした。)避けて泳げない事もないのであるが、先人の言葉どおりお盆を過ぎたら泳がないようにしている。

今年の夏は、ほとんど熱帯夜は無く、強烈に暑いと思った日は、数日もなかった。結果、不必要にエアコンも力いっぱいにがんばる事無く、効率の良いCOP運転ではなかっただろうか?ちなみに先回も書いたが7月11日から8月12日の拙宅の32坪の全館24時間冷房状態で、電気代は9千円。快適でかつエネルギーロスがなく非常に効率がよい。

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2008年8月12日 (火)

夏のエアコン生活・・・悩ましい。

赤字2008.08.14に加筆

暦ではもう秋。残暑お見舞い申し上げます。が夏の暑さはまだまだ。今拙宅では24時間冷房中。8月に入ってから熱帯夜になる日は少なく、24時間冷房を止め、窓を開けようかなと悩むところではある。しかし、次の日もエアコンをつけるとわかっていると、エアコンは消せない。(拙宅の8月の電気使用料金は、約9000円。これで24時間エアコンをつけっぱなしだから効率は非常に高いと自負している)

新潟市のアメダスのデータでは、昨日は深夜0時は気温25.7度、湿度67%で比エンタルピは61.2KJ/kgであり、その時室内は26度湿度55%で比エンタルピは55.6KJ/kg。という事は、外気温が室内温度より下がっているのであるが、潜熱が大きいので、比エンタルピは室内より高く、外気を入れたとたん体感温度が上がるという状態(風は無視)。

更に温度の下がる早朝3時でもは気温23.5度、湿度75%で比エンタルピは58.3KJ/kg、朝6時で22.8度、湿度78度、比エンタルピは57.5KJ/kgと、室内の空気よりは熱がある。つまり防犯上問題が無く窓をおもっきり開け室温より冷たい外気を取り入れても、この程度の気候であればエアコン空調された部屋26度湿度55%の方が熱が少ない。ここで悩む。次の日もどうせ冷房を入れるなら窓を締め切ってエアコンをつけておいても、そう消費電力に変わりないのではと思うから。それは拙宅は、壁や天井全てが無塗装の木(シナベニヤ)で出来ているので、湿気が短時間で大量に吸湿されてしまうため。つまり体感温度に影響を与える潜熱が蓄積されてやすいのだ。木などの多孔質の吸湿は、吸湿された瞬間は問題ないのだが、窓を閉めてエアコンを始動させると、湿気の放出が始まり、この時点で蓄熱と同じ状態になり、除湿のために余計なエネルギーを使う。だから悩ましいと感じる。

番外編

有名な外断熱の基礎断熱工法で、夜は基礎についている換気口を開ける工法がある。夜涼しくなった空気を床下に導こうと言う発想である。しかし新潟県は↑記述とおり、空気のエンタルピは下がっていない。熱のある空気で折角熱の無い空気(床下空気実測では23度湿度70%で比エンタルピ54.4KJ/kg)のところに暑い空気を入れる事になる。つまりエンタルピを無視した工法である。朝、気温が下がるからその空気を取り入れることで快適などと言っているが、まったく潜熱を考えていない。まあその結果、新潟県は普及していないが・・・。薦める会社は潜熱さえもしらない環境系モグリであると言える。例えば冷房中の快適室内環境を上の26度、湿度55%で比エンタルピは55.6KJ/kgとすると、これと同じ比エンタルピは、22度、湿度80%くらいになる。新潟県では、夜から朝に掛けて22度まで下がる季節は、アメダスによると例年8月下旬ごろから。ところがその時は最高気温も28度くらいに下がるので、エアコンは使わなくても良い時期。つまり日中に窓を開けても快適性が得られる季節なので、わざわざ床下の換気口をあける必要はない。基礎断熱工法に複雑な仕組みはいらないと言う事がはっきりわかる。写真は床下温室度の実測。Tutida11

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2008年8月11日 (月)

住宅の契約・・・

通常、一般の建て主さんが住宅の建設にあたる契約は2つの方法があり1.設計は建築士事務所、工事は施工業者に分ける方法と、2.設計と工事を住宅メーカーや施工業者に依頼する方法です。大事な事は、どちらでも設計契約と施工契約は別々に行う事です。

設計の契約は、建築士法のに規定があり、ほとんどの住宅では、建築士が設計し、その建築士は設計事務所に所属する必要があります(業として報酬をもらう場合)。つまり設計の契約は通常省略できません。くわしくは、宮崎県(県庁)のホームページがわかりやすいです。この12月からは、契約時には、建築士の免許を提示する必要があります。

http://www.yutori-net.jp/contract/index.html

よく2.の「一括設計と工事請負だから設計や工事監理における契約はしなくてよい」と言っていらっしゃる方がおりますが、これは本来×です。「業」としないボランティアで設計や監理を行う場合は、必要ありませんが、そんなことはほとんど無いと思います。(但しボランティアと言っても、その管理や設計の責任は負いますから、進んで大きな責任があるのに無償で行う個人はいないでしょうから)

さて、2.の実態はどうか?というと、設計工事監理と施工を別に契約している事例は非常に稀で、さらに設計工事監理の契約をしていない事例がほとんどです。

ではどうして守られないのでしょうか?実は、これらの違反をしても、今現在刑事罰はありません。行政罰のみで(訂正2008.08.12)罰金20万以下です。またその罰金以外の所謂行政罰(事務所の業務停止等)も県知事が定めておりますので、身内保護といいますか、甘い取締りの社会システムが実態です。(行政の天下りもあり、何といっても選挙では、建設業界の力は影響力があるので・・・)今まで契約方法違反で行政罰を受けた事務所は聞いた事がありません。

姉歯事件以降、建築士や設計事務所のモラルアップを受けこの12月、建築士法が改正されます。しかし罰則を少し厳しくした事と、罰則を受ける該当者が、事務所開設者から管理建築士に代わっただけで、社会システムが変らない限り、この方法では実態は変わりないでしょう。逆にそれが狙いなのかもしれません。法律としては良い法律なのに、取締りが無ければ全く意味がありません。確認申請時に、設計委託の契約書のコピーを添付するになればそれ相応の効果があるかもしれません。姉歯の構造計算に騙されマンションを購入した人の多くは、罰則と取り締まりの強化と言ってますが、この実態を評価するのは、建て主さんがやはり中心でしょうか。

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2008年8月 8日 (金)

エアコンの水漏れの原因はカビ ②

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ちょうど一年位前に水漏れをおこしたエアコンから再び水漏れ。水漏れ箇所は、室内機の冷風吹き出し口の下のところ。しかし今回は落ち着いて自分でメンテナンス。使った器具は、いつも水槽の水替えをする時に使う手動ポンプ。これを室外機近くにあるドレンホースの先端につなぎ(テープで空気の漏れが無いように固定)、手動でポンプを作動し吸い出す。するとでてくる。でてくる。写真のように直径2cmはあろうかと言うカビ球が3個くらい。

もし皆さんのエアコン室内機から水が漏れてきたら、ドレイン内のカビ球を疑って見ると良い。このカビ球を除去すればすぐに直る。ポンプがない場合は、口で吸い出す事もできるが、このカビ球を見るとお勧めできない。大事な事は水が漏れている時はそのまま吸い出せるが、無い時は室内機のドレインがたまる皿に、水を入れてから行わないと綺麗に出ないこと。もしこのような現象でお困りの時は、ためしてみて!!すぐに直るから。

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2008年8月 6日 (水)

新在協のQ1.0住宅

新在協(NPO法人新木造住宅技術研究協議会)の薦めるQ1.0住宅の講習会に参加した。このQ1.0住宅とは、高気密高断熱住宅(次世代省エネルギー住宅)の断熱性能を地域にあった方法で効果的に高め、暖房にかかるエネルギーを1/2~1/3以下にしようという住宅。講習会途中で帰ろうとしたが、ひきとめる内容がありとても有意義で参考になった。

現在、次世代省エネルギー法ではある断熱基準が定められており、それを満足する住宅造りが求められている。ある断熱基準とは、暖房に関する所では①部位毎の熱貫流率を満たす、②熱損失係数を満たす、③年間暖房負荷を満たす等の3つの基準を確認する方法がある。特に当事務所では②を標準と考え計算するが、①で確認する場合もある。これは、冬でも日射取得による暖房負荷の基準(パッシブソーラー採用基準)が複雑なため、計算では採用出来ないが、熱損失係数の計算だけでは現状と合いそうもない場合に確認に使用する。ところがこのQ1.0プロジェクト2使用するQPEXという熱計算プログラムは、元々次世代省エネルギー基準の2倍程度の断熱性能の住宅を想定しており、その超高断熱仕様の家では内部発生熱や窓からの太陽取得熱が今まで以上に、快適性に影響を与える(家具などで蓄熱できる)という経験(実測?)に基づき、計算に反映される。だから、冬でも多少でも日射があれば、積極的に南面は熱反射ガラスを使わない(庇等は必要)ことで※、暖房負荷を減らそうという計算が組み込まれる。このおかげで、冬に日射がある地方では、複雑なパッシブ仕様にする事無く、ある程度窓からの取得熱を組み込める。熱損失係数だけでは判断できないが、実際にそくした方法だと歓迎する。因みに温暖化問題から、現在の次世代省エネルギー法を更にアップさせた断熱性能が検討されているらしいが、その中に今回のような冬季日射量を加味する内容が含まれるらしい。学術的な評価は不明(プログラム結果の責任は一切取らないと記載あり)だが、実務者にはちょうど良いQPEXの開発者でこのプロジェクトのリーダーの室蘭工業大学鎌田先生に感謝するばかり。写真は計算結果。

※・・・これは「緑の家」に実際住んでいらっしゃる方からもご指摘がある。

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2008年8月 5日 (火)

金属類(ガルバニューム外壁)価格上昇中。

Sdim0551 当事務所で定番の外壁で「ガルバニューム鋼板」を含む金属類が価格上昇中。ガルバニューム外壁は、安価ながら耐久性が良いのが特徴。表面色は色退行が遅く、製品寿命まで塗り替え無しで大丈夫という優れもの。特に張り替えるのではなく、上から貼っても重さが軽いため問題が少ない外壁材である(除去費用が不要ということ)。そんな優れものが、世界の金属類価格上昇を受け、値上がっている。その値上がり巾は、他の建材より大きくこのままではサイディングの方が安くなる感じである。サイディングも良い外壁材であるが、軒の出なし建物には使えないのが欠点。ガソリンも含めて現在の価格上昇には少々厳しいものがある。がしかし逆に考えれば、日本の建物の材料は建てたときが一番価格が高いのがこれままでで、このように価値が上がる材料は初めてである。つまり今後は建てた時より価値が上がる可能性があると言っても良いのではないだろうか?

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2008年8月 3日 (日)

暑っ!今日はまさしく夏日

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今日は、一日オフ。寺泊のダイニングから投稿している。まだ9時なのにもう32度。長岡花火大会2日目も無事晴れるといいな。全国から楽しみにしてくる人のために、雨など降らないように。

バルコニーから見た海は真っ青。気持ちよい朝。ちょっと電線が・・・。

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2008年8月 1日 (金)

住宅性能評価で耐震性は?

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最近、住宅性能評価を2件を日本ERIさんにお願いしていた。その内ひとつの評価書が来た。

住宅性能評価とは、品格法で定められた客観的に住宅の性能を評価するシステム。新聞広告やチラシに「地震に強い建物」とか「地震に強い構造」とかあるが、実際はどのくらい強いか建て主にはわからない。そこで「国が一軒ごとに評価しましょう」という法律を7年くらい前に造った。その評価を受ければどのくらい強いかわかるというもの。

評価する項目は10種類。

①耐震性、耐風性

②火災時の安全性

③耐久性

④維持管理の配慮

⑤温熱環境

⑥空気質

⑦明るさ

⑧音

⑨高齢者配慮

⑩防犯対策

である。

この中でオーブルデザインが拘るのは、

①、③、④、⑤、⑦である。その他は特に最高ランクに拘らない。

全て最高ランクであれば言う事なしであるが、例えば耐震性を最高ランクにすると、明るさが最高ランク取れなかったり、高コスト化する。そこで「緑の家」では①の耐震性は等級1から等級3の真中ランク等級2とし、③、④、⑤、⑦は最高ランクを標準としている。すると「①の耐震性も最高ランクにすれば?」というご意見もある。しかし最高ランクでは「緑の家」の自由な間取りや吹き抜けが制限される。そこで数百年に一度の大地震の1.25倍の力に対しても倒壊しない家である等級2を標準としている。実はこの耐震性の項目だけ、一番低い等級1と等級2には大きな隔たりがあり、我々建築士の中では雲泥の差となる。等級1は構造計算を必要としないし、基礎の計算も不要。つまり客観的評価が事実上ない。だからもし皆さんが性能評価を受ける時は、必ず耐震性は等級2以上をお奨めする。等級1では我々建築士は特に何もしないが、等級2を取得するにはその設計裏付け費用として10万以上の経費(実務時間3日以上)がかかる。そのくらい検討するということ。

因みに日本ERIの新潟支店さんは去年開設されたが、大手メーカーの住宅以外で、オーブルデザインが初めて木造住宅で性能評価を行ったと聞いている。

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2008年7月31日 (木)

NPO法人だからOK?

NPO法人は最近よく聞く。NPO法人とは「特定非営利活動法人」の事であり、NPO法 第1条は、その目的を次のように規定している。

「この法律は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること等により、ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動」

これを聞くと一瞬「NPOだから皆ボランティア?」と思う事は大間違い。NOPの役員、理事等に相当な高額収入者もいる。ではどこが普通の企業と違うのだろう。

そもそも普通の企業は、利益がでたら先ず株主に配分し、更に社長や役員、そして社員に配分する。しかしこれは株公開の大手企業のこと。小さな会社は、ほとんどの株主が社長個人であったり、役員の親族であったりするため、利益が出れば社長が手当てとして配当されたりする。つまり決算をして利益が出れば(勿論社長の給与、税金を払った上で)給与の他に更に手当てとして配分する。NOPはこれが出来ない。しかしNOP(非営利活動)と言っても、それはその団体の活動で利益を出してはいけないということではない。利益をたくさん出して次の活動資金にする事には全く問題ない。違いは株主等に還元するかどうか。しかし日本の小さな企業のほとんどが同族経営なため、NPOと普通企業と違いはほとんどない。

だから営利団体(普通の企業)の傘の下(出資)で特定の団体の利益を誘導するような活動をしているNPO団体もある。また、NPO企業で小さな普通企業社長以上に収入を得ている人もいる。

NPOだから正直な会社とか、庶民の味方などという決め付けは危険だ。

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7月も終わりますね。

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今日で7月は終了。なかなかカラッとした夏にならなくて少々不思議な気分です。朝夕は涼しいくらい。

さて、「緑の家」で夏を始めて過ごす方も、もう何度も過ごしている方もいつも考えるのが、エアコンを可動させるタイミングだと思う。私のスタイルは・・・事務所では熱帯魚がいるため24時間空調を止める事ができない。熱帯魚というと夏の温度上昇には強いと思われる方が多いと思うが、水温が30度を超えるととたんに生命の危機になる。多分35度になればほぼ全滅。これは水温上昇とともに溶融酸素濃度が低くなり、また低温やけど状態になるらしい。そこで30度以下になるように空調を掛けっぱなしにする。

拙宅の方はといえば、これまた愛犬(18歳)がいるので空調しっぱなし。愛犬は暑さにめっぽう弱く、年のせいもあって28度以上は厳しそう。だから私の生活のほとんどが空調のなかである。

緑の家に住む方の話を伺うと、男性は空調機賛成派で、女性はどちらかというとできるだけ非空調状態持続派らしい。夏の過ごし方は基本的にどのように過ごされてもOKではあるが、普通自然素材はカビが生えやすいのでその管理だけ注意してほしい。カビが生えにくいのは人工素材がの方が圧倒的多い。しかしカビといってもそう毛嫌いする事はない。多くの公園や森林は、家の中より圧倒的に空気中にカビが多い(詳しくはここ)。にも係らず、多くの人が「気持ちよい」と感じている。つまり空気中のカビや地面等のカビは、周りの他の気持ちよい風景や静寂さより優先しないものである(健康な人には問題ないということ)。まあカビ臭はご勘弁願いたいが・・・。

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